十香アライブ
1.ダイブシスター 《いもうととあそぼう》 前編
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り!だからもうお兄ちゃんなんて呼び方はやめよう琴里お姉ちゃん!これから俺たちの関係は一新するんだから!」
「え……えと、それじゃあ……その……
……りゅ……りゅうじ」
顔を赤くさせながら体をもじもじさせて俺の名前を言う琴里。
それを聞いて、俺は自然と満面の笑みが浮かぶ。そして……
「なに兄を呼び捨てにしてんだ、はっ倒すぞ」
「…………え?」
「まったく、まだ寝ぼけてんのか?いい加減春休み気分もここまでにしとけよ。明日から学校なんだからな」
「え、ええ?」
俺はベッドから起き上がり、タンスの中から手ごろな服を数着見繕う。
「ちゃんと顔洗ってこいよ。目え開けたまま寝言言うのはホラー以外の何物でもないからな」
そう言い捨て、俺は颯爽と部屋から出る。
部屋のほうから怒声の様な叫び声が聞こえるが気にすることもないだろう。
さて、まずはまだ残っている眠気を洗い流すために顔を洗いたい。ここは2階になっているから、おそらく洗面所は1階のどこかのはずだ。
俺はまだ半ボケの頭を撫で、欠伸を噛み殺しながら階段を下りて行った。
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