昔話と再戦
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来るかわからないけど、僕なりに戦って見せるよ」
「よし、それじゃあ行くか!」
「うん!」
俺たちとアルフとの戦闘が始まった。
まず、アルフが突っ込んで来る。どうも接近戦が得意らしい。
だが俺に殴りかかろうにも全てユーノが防ぎきる。
「っく!!」
攻撃が通じなかったためか一旦距離を置きユーノに向かって攻撃してきたが、ユーノはそれも防ぎきり、俺がその間に攻撃する。
戦闘中になのはとフェイトの話し声が聞こえる。話し合いがうまくいくと良いがと思っていると……
「フェイト!答えなくていい!!優しくしてくれる人たちの所でぬくぬく甘ったれて暮らしてるようなガキんちょになんか何も教えなくていい!!あたし達の最優先事項はジュエルシードの捕獲だよ!」
その言葉になのはの動きが一瞬止まりフェイトは攻撃態勢に入る。
「ちょっと待てそこの犬……」
低い声が辺りに響く、アルフはビクッとして声のしたほうに向く。
「あ、あたしはい、犬じゃない……」
相手の声が震えてるが気にしない。
「訂正しろ……なのはは、甘ったれたガキじゃねぇ……」
「お、お兄ちゃん……」
「エミル……?」
アルフだけでなくなのはやフェイトまでこちらを見て止まっている。ユーノも後ろで固まってるようだ。
「最初は偶然で巻き込まれただけの戦闘経験もないやつがここまで強くなってんだ。甘ったれのガキにはこんなことはできねぇよ」
それを聞いたフェイトは
「……確かに、少し前まで素人だとは思えないほど強くなってる」
「ふぇ、フェイト!?」
「フェイトちゃん……」
「アルフ……」
じっとアルフを見つめるフェイト。
「うっ……わかったよ。甘ったれたガキじゃないって訂正してやるよ……」
それを聞いてから俺はフェイトのほうに向いて。
「ありがとなフェイト、なのはを認めてくれて」
「!……お礼を言われるようなことはしてない」
「俺が言いたいから言ったんだ。……さて、そろそろ終わりにしたほうがいいな」
俺は、フェイトのほうからジュエルシードの方に向く、さっきからジュエルシードが脈打ってるかのように力を発してる。
封印はされているが、回収を急いだ方が良いだろう。
全員がジュエルシードの方に向いて、緊張した空気が流れる。
「……悪いけど、ジュエルシードは渡すわけにはいかない」
「私も渡すわけにはいかないの」
上空でなのはとフェイトはお互いを見て、ジュエルシードに向かって飛んだ。
そしてジュエルシードにそれぞれのデバイスをほぼ同時に突きつける。
その瞬間、二人のデバイスに罅がはいり強い光が辺りを覆った。
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