昔話と再戦
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近始めたばかりだからだ」
その後は休み時間が終わるまでその話が続き、休み時間が終わる頃になのはを起こして話は終わりになった。
下校中にて
今日の話題は昔話。
出会った頃からは考えられないほど仲良くなったねとすずかが言い始めたことがきっかけになり、その時の話になった。
「あの時、なのはがアリサをひっぱたいたことには驚いたな」
「あ、あの時は、そのすぐに止めなきゃって思って……」
思い出してちょっと恥ずかしくなったのか、少し顔を赤くして答えるなのは。
「私も驚いたわ、突然出てきて頬を叩くし」
「あの時はごめんねアリサちゃん……」
「もうそのことは謝ったでしょ」
「そうだったね」
あの時、休み時間中になのはが唐突に走り出して気付いた時には、アリサを叩いていた。
その後、すぐに大喧嘩になってしまったが。
「叩いた後は大喧嘩になっちゃったど、問題はその後ね……」
なにやらまた思い出したのかこちらを見てくるアリサ。
「あの時、私はおろおろしてるだけだったけど、エミル君が助けてくれたんだったね」
すずかは微笑みながらこちらを見る。
あの時、最初は状況が分からなかったが、なのはの叩いた後に言ったこととアリサの持ってるものやすずかのようすからなんとなく察したのだが、その時にはなのはとアリサの大喧嘩になっていた。
そして、すずかと一緒に喧嘩を止めることになった。
「俺は手伝っただけだ。すずかが頑張った結果、喧嘩は止まったんだよ」
「ううん、エミル君が一度二人を止めてくれたから……」
「あの時のエミルは確かにすごかったわ…腕組んで仁王立ちしながら一喝で止めるなんて」
「お兄ちゃん怖かったね……」
そんな風に見えていたのか……
「すずかも迫力あったわね。普段からは考えられないからとっても驚いたし」
「そ、そんなことないよ。エミル君に比べたら迫力なんて……」
「いや、確かにあの時のすずかは迫力がかなりあった」
俺が一度止めてから、完全に二人の喧嘩を止めたのはすずかだしな。
「喧嘩を最後に止めたのはすずかちゃんだったね」
「でも、喧嘩が終わった後、私達はエミルに保健室まで引きずられて説教されるとは思わなかったわ」
喧嘩が終わった後、二人は若干怪我をしていた。だから保健室に連れて行ってついでに、説教もした。
「結局次の授業が始まるまで説教されちゃったんだったね」
「エミルに言われて、私たちで謝りあったわね」
「その時に、私も叩いたことをアリサちゃんに謝ったね」
なのはもアリサを止めるのはいいが、いきなり叩くからな……
「先に手を出したほうが悪い」まぁよく聞くセリフだ。
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