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時空を渡る精霊
温泉
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連休に入った今日は恒例の家族旅行だ。
アリサとすずか、すずかの姉さんと月村家のメイド二人も一緒に温泉に行くことになった。
ユーノはアリサやすずかがいるからフェレットモードだ。

『今日は旅行だし、しっかり休んでね。なのは、エミル』

念話でユーノが話しかけてくる。

『分かってる。大丈夫』

『お前も休めよユーノ、特訓で疲れてんだろ』

『なっ!え、エミル!それは秘密だって!!』

『大丈夫、なのはには聞こえないようにしている』

『ねぇ、ユーノ君なにが秘密なの?』

『な、なんでもないよ!』

そんな風に車の中で会話してる間に温泉宿についた。



温泉宿につき早速皆で入ろう!ということになり、温泉に向かったのだが……

「ほら、ユーノおいでー。一緒に入ろう」

アリサがユーノを女湯に連れて行こうとし、恭也が鬼の形相で睨みつけ、なのははアリサを説得しようとする。
俺は、ユーノをつまみ上げ。

「ユーノは一応オスだしな、男湯に連れて行く」

「えー!そんなのフェレットだし関係ないでしょ!」

「よし、じゃあユーノに決めてもらおう。ユーノ、俺たちと来るか?」

ユーノは首を縦にぶんぶんと必死に振る。
ユーノのなにか必死な様子に、アリサは女湯に連れて行くのをやめてくれてほっとするユーノだった。

そして男湯にて

ユーノは元の姿に戻って入っている。

「命拾いしたな」

「ほんとだよ!!危うくほんとに死ぬとこだったよ!!」

恭也と士郎を見ながら震えるユーノ。

「お前がもし最初に俺が人間だと見抜かなかったら、フェレットの状態でなのはたちと風呂に入ることになっていたかもしれないぞ?」

「……なぜか本当にそうなってそうで怖いよ」

「まぁ、もしフェレットの姿で人間だとばれないままなのはたちと風呂に入ってたら、今ユーノが見ている二人に俺が加わってユーノを殺してたかもしれないな」

にやりと笑いながらユーノを見る。

がくがくぶるぶると青ざめて震えていた。

「ユーノをからかうのはこれくらいにしてそろそろ温泉を楽しむか」

「からかってたの!!」

「ああ」

「……」

そんな感じで温泉に入る二人だった。

「ねぇ、エミル」

「ん?なんだ」

「どうして温泉入ってるのにマフラーしてるの?」

「……秘密だ」

(き、気になる……)

とこんなこともあったようだ。



温泉から出て、ユーノを肩に乗せ廊下を歩いているとなのはたちと会い、なにやらなのはたちに絡んできた女の人がいたという。

「大丈夫だったのか?」

「うん、お酒で酔ってたのかな?」

口ではこう答えつつ、念話では


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