暁 〜小説投稿サイト〜
時空を渡る精霊
温泉
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これで退かせてもらうね。エミル」

「ああ」

そうしてフェイトは去ろうとする。そこになのはがフェイトを呼び止める。

「待って」

フェイトは立ち止まりなのはを見る。

「貴女の名前は?」

「それはもうエミルが知っている」

「貴女から聞きたいの!」

「……フェイト。フェイト・テスタロッサ」

「あの、私は……!」

なのはが名乗ろうとした時、フェイトは飛んでいってしまった。
すぐにフェイトは見えなくなる。

「名前言えなかった……」

なのはは何か落ち込んでいる。フェイトとなにかあったんだろうか?そう思いつつ

「また会った時にでも言えばいいだろ」

「そうだよなのは、相手もジュエルシードを集めてるんだしまたすぐ会えるよ」

「うん」

「で、お前らフェイトとの戦いどうだったんだ?」

「それはまた後で話すよ。もう夜遅いし」

「そうだったな、今回の反省会は家に帰ってからにするか」

「それにしてもお兄ちゃん。使い魔のお姉さんやけにぼろぼろだったけど……」

「手加減はしたぞ?」

「どうしてそんなに強いのかすごく気になるよ……」

「それは話したろ?俺はお前らの何十倍も生きて鍛えてきたんだ。これで強くなってなかったら泣けるね」

「……そうだったね」

「よし、あんまり遅いと父さん達が心配するし早く戻るぞ」

「ええ!お父さん達気づいてたの!?」

「当たり前だろ?ばれてないと思ったのか?」

「ふえーーーーー!!」

そうして俺たちは宿に戻った。








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