暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第三話 管理局への入局
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るクロノだ

それにしても、相対しただけだがわかる。クロノはこの半年で強くなった、いや経験を積みより巧くなったというべきか

隙がまったく無い時点からそれがわかる

あいつの武器はS2Uだがそれもばっちり使いこなせてる感じがする

「本当に強くなったな....」

「今ならわかるよ。君が今までのどんな敵より強いってことぐらいはね」

この状態ではあるがその強さを感じることが出来るっていうのはすごい。感心するな

なら、すこし本気で行かせてもらおうか!

「桜花ーー」

一気に懐に入って

「本式!」

思いっきり腹に正拳突きをかます、だがそれはプロテクションによって防がれる

プロテクションで塞がれるのは予想できていた。それだけならばバリアブレイクを使って抜けようとしたからな

しかし

「カウンターバインドか!!」

「その通り、僕が考えた戦法の一つさ」

プロテクションに当たった場合に発動するバインド、今回はチェーンバインドなので体全体が鎖で固定されてしまった

これがクロノの近接殺し

これはクロノの談なのだが

ーー僕にはなのはのような射撃の才能なんてない、フェイトのような速度の才能もない。もちろん魔力量が馬鹿でかいというわけでもない。だからこそ、経験を積んで様々な戦法を編み出さなきゃいけないんだ。そうでなきゃ、ただ負けるだけだからね。巧く、巧くって追い求めて行くんだ

ということらしい


閑話休題(そんなことより)


「これで僕の勝ちだな」

やられたな。これは予想してなかった。いや、俺にもそういうことは出来るっていうか考えてたんだから予測できただろうに

油断大敵だな。お礼にこれを見せてやるよ

「はぁ........」

心を落ち着かせる

明鏡止水のその先に......

「っ!ブレイズーー」

したいことはただ一つ、それ以外はいらない

ただひたすら無心に.....




ふと、音も明かりも全て消えた。感じるのは鎖と熱のみ


こここそ、剣士が辿り着くべき極致の一つ

極致・明鏡止水

身体に力はいらない

ただ思うだけでいいんだ

ただ、斬ることを

「無心ーー」

「一閃」

「カノン!!」

クロノはブレイズカノンを撃った時、勝ったと考えていた

勿論残心はしていたが奥底では油断していたのだ

故に気がつかなかった

後ろから近づいていた蒼炎に

「終わりだな」

「.....また負けたか。今日は勝ったとおもったんだがな」

クロノはS2Uをカードに戻し、降参した

これで、試験は終了

この瞬間、蒼炎は管理局に所属する魔導師
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ