第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第三話 管理局への入局
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「.........」
「どうした?こないのか?」
俺は今、アースラ内のトレーニングルームでクロノと対峙している
どうしてこうなったのかというとだ
ーー数時間前。アースラ内食堂
「そうか。テスタロッサの裁判は事実上の無実判決になったのか」
「ああ。まあ元から情状酌量の余地は十分にあった。これは必然だよ。それよりも」
クロノと俺は食堂で向かい合って飯を食いながら今までの情報交換を行っていた
どうやら俺がこの世界から離れてから半年が経っているようだ
「まさか君にそんな秘密があったなんて思いもしなかったよ。確かに魔力量とか異常な点はいくつかみられたけどね」
「ははは......本当に心配かけたな。悪い」
「いいさ、無事にまたあえたんだ。問題はないよ」
クロノにはすべてを話した、俺が冬木で何をしていたのかも含めて
そうしたら驚くことにすんなり信じてくれた。曰く、あのときの殺気やらジュエルシードをまとめて壊したこととかで特殊な事情があるということは予想できていたらしい
俺はおそらくそれだけではないと感じていた。クロノの纏うオーラというか、雰囲気が変わっていた。この半年にいろいろな経験を積んだのだろう。頼もしくなったイメージがあるな
「それで、本気なのか?管理局に入局しようっていうのは」
「ああ。いつまでも高町家にお世話になるわけにはいかないし、お金も必要だからな。地球で仕事しようとすると住居が無い俺はかなり不利だし、それに戦いに関してや運営に関しては慣れてるからな」
俺はクロノに管理局には入れないか、と聞いていたのだ。その件もあって今日呼ばれたのだ
「わかった。でも普通に入局しようとしたら所属部署によるけど大体はミッドの学校を出なきゃ正隊員になれないから取り敢えず嘱託魔導師でいいか?この間のP・T事件の功績がデータで残ってるからそれで掛け合ってみることはできるが」
「そうか.....。ん、了解した。頼む」
それなら今の事件が終わったからにしよう
「では少し待っていてくれ。そうだな、一時間で終われせてくる」
「早!!わ、悪りい....」
クロノは食器を持って席を立ち上がると
「別に構わないさ。僕達は君に多大な貸しがあるしね」
それだけいい、返却口へと向かって行った
なんか....あいつ成長しすぎじゃね?
とか思った
まあ、一時間では終わらず二時間と少しかかったのだが
ーー時は現在
今俺がやっているのは嘱託魔導師試験(簡易)だ
功績などによりこれだけ、しかも正規会場でなくていいことになった
試験管は執務官であ
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