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時空を渡る精霊
初戦闘
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「終わったようだな」

「はい、貴方達のおかげで…ありがとう…」

そう言って倒れるフェレット。

「ちょっと、大丈夫!?」

なのはが心配そうにフェレットに近寄る。

「なのは!逃げるぞ!」

「ふえ?逃げる?」

「さっきまで派手に戦闘してたからな、こんな状況見られたら補導どころじゃねぇ」

そう言ってさっきまで戦っていた場所を見る。
なのはもそっちに目をむけると、道路や壁が壊され悲惨な状況になっていた。

「ふええええ!」

そんな中、サイレンの音が聞こえ始めた。

「ほら、急げ!」

「う、うん!」

俺たちは走った。



そして、公園にて

なのはは疲れたのかベンチに座り、俺はその近くで立ちながらフェレットを見ると
フェレットが

「すみません」

「あ、起こしちゃった?ごめんね、乱暴で、怪我痛くない?」

「怪我は平気です。もうほとんど治っているから」

フェレットは体を震わせて包帯を取る。なのははフェレットを持ち上げて見る。

「ホントだ、怪我のあとがほとんど消えてる。すごい」

「助けてくれたおかげで残った魔力を治療にまわせました」

「よくわかんないけど、そうなんだ。ね、自己紹介していい?」

「あ、うん」

「えへん。私、高町なのは、小学3年生。家族とか仲良しの友達はなのはって呼ぶよ」

「僕はユーノ・スクライア。スクライアは家族名だからユーノが名前です」

「ユーノ君か、可愛い名前だね。ほらエミルお兄ちゃんも自己紹介しなきゃ」

なのははエミルのほうに向いて言う

「俺は高町エミルだ。なのはの兄ではあるが、見ての通り血は繋がってない」

「そう、なんですか」

「血は繋がってなくてもエミルお兄ちゃんは家族だよ!」

「分かってるよ」

少し照れてるのか顔を赤くしてそっぽ向くエミル。
その様子をユーノは見て苦しそうな顔をする。

「すみません……貴方達を……」

「なのはだよ」

「なのはさんとエミルさんを巻き込んでしまいました」

「あ、えと、多分、私平気。あ、そうだ。ユーノ君怪我してるんだし、ここじゃ落ち着かないよね?とりあえず私の家に行きましょう。後のことはそれから、ね?」

そうまとめて家に帰ろうとするなのはを呼び止める。

「ちょっと待て」

「どうしたの?エミルお兄ちゃん」

「帰る前に、ユーノ……お前、人間だろ?」

「ええ、こんな姿をしてますがってあれ?最初に会ったときは人間の姿してませんでしたか?」

「ええー!ユーノ君人間なの!?それに最初に会ったときからフェレットだったよ!」

「そ、そうでしたか……でも、どうして人間だとわかったんで
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