コードギアスR2
0640話
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生産についてだが」
「量産は開始しているが、やはりまだそれ程数は揃っていないな」
「設計データは渡したし、物資についてもある程度は融通している筈だが?」
「確かにそっちについては問題無い。問題があるのは私達の側だ。何しろ基本的にはガン・ルゥのみを延々と作り続けてきたのだ。それ故にKMFのパーツを作るのに難儀している者が多い。もちろん中には腕のある者もいるがな」
「……大規模な部品生産工場もあるだろう?」
「もちろんだ。だが、それらは完全にガン・ルゥのパーツ専用となってた。部品生産工場を建設するときにガン・ルゥ専用のパーツのみを作るように設計されており、それによって工場を建設する時の資金が安くなるという感じでな」
「それはまた、近視眼的というか何と言うか……」
何かあった時、例えば今回のようにガン・ルゥ以外の機種が採用された時に致命的な損失を受けるというのは少し考えれば分かるだろうに。
そんな俺の考えを理解したのだろう。星刻は溜息を吐きながら口を開く。
「この件に関しては、一様に経営者達を責める事は出来無い。何しろ、政府の方から密かに指示を出されていたのだからな。……裏金目当てで」
その言葉に、総司令部にいた者達が苦々しい表情を浮かべる。
なるほど、そっち関係だったか。もちろん全員が全員無理矢理って訳じゃないんだろうが。
とにかく、この後の打ち合わせで今回の戦いも主戦力はシャドウミラーが務める事になったのだった。
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