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転生とらぶる
コードギアスR2
0640話
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れないが、その手を弾くだけの能力は持っているからな」

 俺の言葉に、更に何かを言おうとしたその時、星刻が割って入る。

「その辺にしておけ。……アクセル、そのダモクレスとかいうのは本当にシャドウミラーに任せてもいいのだな?」
「ああ、問題無い」

 基本的にこの世界の技術は宇宙進出を考えていないが、シロガネは単独で宇宙へと赴くことが出来る。そしてダモクレス程の大きさなら宇宙から狙うのもそう難しくはない。更にシロガネにはASRSとミラージュコロイドも装備されているしな。不意を打って放つ最大級の一撃。さて、幾らブレイズ・ルミナスといっても重力波砲の一撃に耐える事は出来るかな?

「……そうか。ならダモクレスに関してはシャドウミラーに一任する」
「星刻様!?」

 その場にいる者達大半にとって、星刻のその言葉は予想外だったのだろう。大勢の唖然とした視線が星刻へと向けられている。
 だが、星刻は平然とその視線を受け止め、口を開く。

「何かおかしい事があるか? 確かに国としての面子云々を考えれば、敵の最大戦力と思われるものを同盟国に任せるのは拙いだろう。だが私達は、陽光だ、新国家だ、連戦連勝の国家だと謳ってはいても、その実は殆どがシャドウミラーに頼り切っているのは間違いの無い事実なのだ。なら、ここでいらぬ見栄を張って戦いに負け、再び国民達に餓死に脅える毎日を過ごさせるか? あるいは、今はゲートをこの光明に設置したおかげで密かに中華連邦の民達にも食料を分けることが出来ているが、それすらも私達が負ければ出来なくなる」
「そ、それは……」

 星刻の言葉に、責めるような言葉を発した人物も黙り込む。
 まぁ、自分達で作りあげた国だという誇りがあるからこその言葉だったんだろうが、少し現状を見てなさ過ぎたな。
 現在の陽光が曲がりなりにもやっていけているのは、どう贔屓目に見ても俺達シャドウミラーの力があってこそなのだから。

「そう悔しそうな顔をするな。確かに今はシャドウミラーの力を必要としているのは間違いの無い事実だ。だが、それはあくまでも今だけでしかない。将来的に私達の力だけで国を運営していく事が出来れば、そしてそれまでに受けた恩を忘れずにいれば……いつか私達の力が必要な時も来るだろう」
「永続調和の契り……」
「そうだ。私達は恩知らずではないし、何よりも乞食でも無い。受けた恩は忘れないし、返せる時が来たら返せばいいのだから」
「星刻さま」

 余程に感動したのだろう。ここにいる殆どの者が星刻へと視線を向けている。
 ……まぁ、このまま我に返るのを待っていてもいいのだが。それだとなかなか話が始まらないしな。

「ん、ゴホン。ところで陽光のKMFに関してはどうなっている? 具体的にはガレスとヴィンセント・ウォードの
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