暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0640話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て、尚勝てると断言出来るのですか?」

 絶対に嘘は許さないという意志を込めた質問だったが、俺はそれに特に何を感じるでもなく頷く。

「ああ、問題無い。それこそこれは冗談抜きの話だが、陽光抜きの純粋にシャドウミラーだけで戦っても勝てる程度の戦力でしかない。この世界の者には悪いが、技術力にそれだけの差があるし、戦力の質に関しても、量に関しても俺達の方が圧倒的に勝っているからな」

 もし向こうがこちらにダメージを与えるとしたらフレイヤが必須だろう。もちろん第8世代、第9世代のKMFでもある程度は対応出来るだろうが、それはあくまでもある程度でしかない上に、メギロートに限定されている。実働班が乗り込んでいる機体が相手では文字通りに一蹴されてしまうだろう。
 それ程に実働班は高レベルな訓練によってパイロットとしての腕は上がっているし、そのパイロット同士で熾烈な訓練を繰り重ねているのだ。しかも、外の1時間が内部では2日間となる魔法球をも利用して。

「……」

 さすがに俺の言葉は信じられないのか、あるいは信じたく無いのか。とにかくどこか胡散臭そうな視線を向けている時、総司令部の中に急に大声が響き渡る。

「緊急連絡です! ブリタニアからの派遣軍の中にく、く……空中に浮遊している城のような物を確認したとの事です!」

 シン、と静まり返っていた中に響いたその声は、周囲を容易に混乱へと陥れた。
 しかし、空中に浮遊している城か。まず間違い無くダモクレスだろう。ここで出して来るとは思わなかったが……まぁ、フレイヤが無い以上はブレイズ・ルミナスを利用した頑強な補給基地としてしか使いようが無いだろうな。
 そしてこのダモクレスが姿を現したとなると、恐らくブリタニア軍を率いているのはシュナイゼル。
 ……まさか、シュナイゼルとルルーシュのコンビを相手に戦う事になるとはな。知略で戦えば、まず勝ち目は無いだろう。なら、やるべき事はそう難しくない。いつも通りに力尽くで倒してしまえばいいだけだ。
 本来であれば、こういう時こそ複雑な作戦を考えて対応するのが普通なんだろうが、幸か不幸か俺達の場合は力尽くでどうにか出来るだけのカードがあるからな。それも何枚も。

「……アクセル、どう思う?」

 ざわめく総司令部の中で、星刻がそう声を掛けてくる。

「そうだな、俺の得ている情報によるとその城の名称はダモクレス。ランスロットやモルドレッドといったKMFが使用しているブレイズ・ルミナスというシールドを展開している為、防御力に関してはこの世界でも有数だろう」
「情報を入手していたのか……」

 ポツリ、とつい先程まで俺と言い合っていた男が呟く声が聞こえて来る。

「ただ、ダモクレスで注意すべきはその防御能力だけだ。後は空中に浮かぶ要塞だ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ