助けを求める声
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速かったし追い抜くことにした。
「なのは、先に行くぞ!」
「ふえ!お兄ちゃん!?」
エミルはなのはを追い越し、すごいスピードで駆け抜ける。すぐに声の主を見つけた。
フェレットのような動物が怪我をして丸まっている。
(こいつか……)
遅れてなのはがやってくると、フェレットは目を覚まし見上げてくる。その首には赤い玉と黒い玉がついていた。
近くの動物病院にて
どうやらフェレットは怪我はないけど衰弱しているようだった。
病院の先生が首輪に触ろうとした時、フェレットは目を覚ました。
きょろきょろと周りを見て、それから俺となのはを交互に見て困っているようだ。
それになのはが指を近づけると匂いをかいでから一回舐める、するとなのはは嬉しそうに笑顔になる。
だが、その後すぐに倒れてしまった。
そして、院長先生にフェレットを預け、塾に向かうことにした。
塾で相談した後、高町家では
フェレットをうちで預かれないかとなのはが父さんと母さんに頼んでいた。
俺もなのはに協力し、ちゃんと面倒見るならいいと許可をもらった。
アリサやすずかには、なのはから連絡するということで、俺は自分の部屋に戻ってくつろいでいた。
すると突然、奇妙な感覚に襲われ
『聞こえますか?僕の声が、聞こえますか?聞いてください』
『僕の声が聞こえる貴方、お願いです!僕に少しだけ力を貸してください!お願い僕の所へ!時間が……危険が……もう!』
声が途切れ、少し考えた後すぐに用意をし、部屋を出るとなのはが同じく部屋を出た所だった。
「エミルお兄ちゃん!」
「なのは、あの声が聞こえたんだろ?急ぐぞ!」
「あ、うん!」
そして俺達はこっそり家を抜け出し、二人は動物病院に走った。
動物病院入り口
なのはと俺はまた奇妙な感覚に襲われる。なのはは、頭痛付きのようだ。
「大丈夫か?なのは」
「う……」
なのはが落ち着いてから動物病院に入ろうとすると、フェレットが病院から飛び出してきた。
「!?あっ!あれは!」
なのはは声をあげながらフェレットの方を見る。エミルはフェレットが出てきた所を睨みつけている。
直後、黒い物体が壁を壊し、フェレットの所に突進した。フェレットはそれを避ける。
「あ!」
なのはは飛び出したフェレットをキャッチする。
「なになに?いったいなに!?」
「魔物か!?」
なのはは混乱し、俺は少しフェレットを見てから黒い物体に目を向ける。
(普通に攻撃しても倒せなさそうだ……)
ほとんど勘だが、普通に攻撃するだけじゃ倒せそうにないと思う。
そう思ってるとフェレットが
「来てく
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