暁 〜小説投稿サイト〜
伝説となった狩人達
十人目
DEAD END
六話

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その子の聞かれるがまま、儂は質問に全て返答した。

辺りを確かめるかのように去ろうとするのを見て…


いらねえ事を聞いちまったよ。
客には深入りしないのが、鍛冶屋の鉄則なんだけどよ…





魚竜は強いぞ?




うん…




悪いが…その眼は…





うん、見えてないよ。





命を粗末にするな!
魚竜は中途半端では、確実に死ぬぞ!






うん。





何をそんなに…
何をだ!





黒の双角だよ…





奴は…
ぎ…魚竜より遥かに…





うん。
蒼剣まで行けなかったら、負けだね…





兄ちゃん…なんで…
そこまで…





俺の心配してくれた人はあんたと…

竜人族のお姉さんくらいだよ。





だから鍛冶屋の友達もさ…

私に話してくれたのかも知れないわね。



彼は…半年後…

あの大業物を作ってた。


そのあまりの強さのため、竜の名を付けられた…

水の大剣を…

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