事情説明
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「え、えと、僕は……僕は続けたい。最後までやり遂げたい」
「私も、続けるよ」
二人とも真剣な表情だ。意志は固いらしい。
「そうか。と言う訳でリンディ、俺達はジュエルシードの回収を手伝う」
「何を言ってるんだ君は!ここからは僕達がロストロギアの回収をする!君達一般人にこれ以上危険なことはさせられない!」
クロノがそう言って声を荒げるが。
「時空管理局は人手不足なんじゃないのか?一般人である俺達の手を借りたいほど」
それを聞いたリンディは少しため暗い顔をして。
「ええ、そうよ。一般人、それも子供の手まで借りなきゃいけない状況、情けない話だけれど私達に力を貸してくれないかしら」
リンディはそういって真剣な表情で頭を下げる。クロノがあたふたしてそれを止めようとしたが。
「頭を上げろ。俺達はそんなことされなくても協力すると言ったろう。それに俺はあんたを情けないなんて思わねぇ」
リンディはすっと頭を上げこちらを見るが、かすかに驚いているようにも見える。
「あんたは子供相手にもしっかり頭下げて頼んできた。俺は誠意を示したあんたを情けないとは思わねぇよ」
誠意を持って頭を下げたリンディを見て、ふとアステルを思い出していた。
……忘れてはいけない記憶。いつからか誠意を持って頼みごとしてくるやつに弱くなった。
でもそれでもいいと思っている。
あの頃の俺に比べたら格段に良くなっていると思うから。
っと、今は思い出すのはこれくらいにしよう。
そう思ったときリンディが
「ありがとう」
「礼を言われるようなことはしてねぇ」
「私が言いたかったから言ったのよ。それで、貴方達に協力してもらうことだけれど……ほんとにいいのね?」
俺は、なのはとユーノを見るとそれぞれ頷いたのを確認すると
「覚悟はできてる。ジュエルシードの危険性も今までの戦闘で分かっているつもりだ」
「わかったわ。なら私は正式に貴方達に協力を依頼します」
「ああ、これからよろしく頼む」
「ええ、こちらこそよろしく」
そうして俺達は少し説明をうけ、帰ることになった。
クロノから若干敵対心のようなものを感じたが、今回は少し仕方ないかと思う。
これから協力するのだから、敵対心をもたれるとやりづらい。
どうにかしないといけないな……
そう考えながら歩いた。
エミルたちが去った後のアースラでは……
フェイトとなのはの映像が映し出されていた。
「すごいや。どっちもAAAクラスの魔道師だよ!」
と船内に明るい声が響く
「ああ」
そしてその声に誰かが答えた。
「こっちの白い服の子はクロノ君の好みっぽいかわいい子だし」
「
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