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いつか必ず、かめはめ波を撃つことを夢見て
第22話 再び!占いババの宮殿
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剰になる必要はないと考え、さん付けで呼ぶことに決めた。

「えぇ、占いババさんには昔お世話になった事があるので知っているんですよ」
「へぇ〜、そうなんですか」

 すると、クリリンが宮殿を発見したのかジェット機の窓から外を指さした。
「あの湖の所に建物がありますよ! きっとあそこですよ」
「あぁ、あそこですね」
 ナシゴがクリリンの指差す方向を見て、占いババの宮殿に間違いないことを確認すると、ヤムチャがジェット機をその近くへと着陸させる。

「あれ? 僕達以外にも何人か来ていますよ」
 プーアルがプカプカ浮きながら、占いババの宮殿に並ぶ人たちを見つけてそう言う。悟空たちは、その列の一番後ろへと歩いて行った。

 そこに、傘をかぶった幽霊が一人、ナシゴ達の集団に近づいてきた。
「はいはい、並んでください、並んでください。あっ、お久しぶりですナシゴ様」
 幽霊はナシゴを見つけて、嬉しそうにそう言った。
「やぁ、久し振りだね。相変わらず盛況のようだ」
「えぇ、おかげさまで大盛況です。ナシゴ様、今日は探しものですか?」
「今日は、彼が探しものがあって来たんだ」
 ナシゴは、悟空をさして言う。

「じゃあ、今日は彼が挑戦するんですね?」
「そうだな。あまり急がないし、今日は彼に挑戦させてみようか」
「そうですか! ナシゴ様の推薦になると占いババ様が喜びますね。早速伝えてきます」

 ふよふよと占いババの宮殿へ戻っていくのを見ながら、ヤムチャが尋ねた。
「挑戦とかって何ですか? 何か試練のようなものがあるんですか? 並んでいる人たちもやけにゴツイ奴らばかりですし……」
 ナシゴは、先に入った人たちが終わるまで占いババの趣味をヤムチャ達に説明した。

「つまり、金がない人は占いババの用意する選手に勝てば、タダで占ってもらえるんですね」
 ヤムチャがナシゴの説明を聞いて要約する。
「そうです。ただ、占いババの用意する選手は中々手強いですよ」
 ナシゴがおどかすように、ヤムチャ達に言っていると、先に入っていた5人組がボロボロになりながら占いババの宮殿から出てきた。

「さぁ、行きましょうか」
 ナシゴが先導して、占いババの宮殿へと入って行く。その後ろで、戦いと聞いてやる気を出した悟空が付いて入る。
「おっし、やってやるぞ」
 その後ろに、大丈夫だろうかと心配になりながらヤムチャやクリリン、プーアルが付いて入っていった。

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