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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
一話〜出会い
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ゃんよく知ってるね」
「なのははもう少し勉強した方がよかったんじゃ……それより、ゲイ・ボルグが象徴てことは……」


そう。彼の伝承は私も読んだことがある。ただ、イメージが目の前のチャラ男とはかけ離れてるとは思うんやけどな。


「そう。俺の真名はクー・フーリンだ。ま、でも呼ぶときはランスでいいぜ」
「偽名だったってこと?」


フェイトちゃんがそう聞くが、奴のあの名乗りには同じ匂いを感じた。つまり……士郎を弄る為の名乗りだということを!


「英霊は正体を隠すものだからな。私のような例外なら名前を教えたところで知っている者などいないが」


もっとも、当のいじられた本人は完全スルーを決め込んだようだが。


「士郎君の言う例外って?」


ここでまたもや知りたがり姫の質問コーナー。


「私は未来の英霊なのだよ。だからエミヤシロウという英霊を知る者はいない。英霊はその知名度により力に違いが出るものなのだが……と、私の事情より、私たちのこれからについての話をしようではないか」


えー。気になるのにー。と言いたいのをグッとこらえて指示を飛ばす。


「それは部隊長の私から。士郎は六課の部隊の一つ、スターズ分隊センターガードをメインに、状況によっては他のポジションもやってもらうよ。ランスはライトニング分隊にガードウイングとして入ってな。士郎はなのはちゃん、ランスはフェイトちゃんに従ってもらうで」
「心得た」
「へーい」


この後は、管理局や魔法、ロストロギアについて少し詳しく説明し、二人からは魔術回路や聖杯、サーヴァントシステムについての話を聞いた。とりあえず、二人が能力を隠して戦うことが出来るようにとデバイスを作ることにした。この二人の力、どれほどのものかは完全には把握していないけど、間違いなく生きるロストロギア扱いになるだろう、という事への配慮。二人は、私たちの危機の時のみ本来の戦い方で戦う、という条件付きで納得してくれた。
最終的にフォワードメンバーに交じって午後の訓練に参加するところまで決めて、一旦解散となった。




…………………………………………………………………


昼食のために食堂へ行こうとすると、ランスがポツリと呟いた。


「そういえばおまえ料理がうまかったよな」


漏らした情報を逃すようなことでは捜査官は務まらないッ!


「貴様また余計なことを………!」
「へぇ、それは食べてみたいなあ」
「私もー」
「二人とも、士郎に迷惑じゃ……」


なのはちゃんはノってくれたのにフェイトちゃん(クラス委員長)ときたら……(中学の時の委員長はアリサである。フェイトはすずかと共に副委員長をしていた。)


「……構わ
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