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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
一話〜出会い
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現化する魔術だ」
「魔術?魔法じゃないの?」


魔術?それってオカルト的な…アレか?


「魔法は使えん。私の知る限りでは魔法使いは世界に数人しかいない」
「え!?私たち魔法使うけど………」
「なんだって?」
「なんだ、お前知らなかったのか?」


彼らの言うことと私達の知ることは色々と差違があるようだ。


「どうも意見の食い違いがあるみたいや。士郎の知る魔法ってどんなや?」
「私の知る魔法は並行世界の運営、魂の物質化、後は第五魔法『青』。これくらいだな」


なんかいよいよオカルトチックになってきたなあ。それにしても並行世界、か。もしかしてこの意見の食い違いは……


「ねえ、並行世界って何?次元世界とは違うの?」


ここで知りたがりのなのはちゃんが並行世界について聞いた。私の知ってることと違いがないともいえない為、士郎の話しに耳を傾ける。


「いや、私の知る並行世界は地球からまた別の地球に渡る……つまりは自分Aがいる世界と自分Bがいる世界と……む、この表現はわかり辛いか」
「いや、十分わかりやすいよ。それと、これは私の推測に過ぎんのやけど、今の二人の状況がそうなのかもしれへんよな?」
「確かに有り得ない話ではないな……」


士郎と私で考えを巡らせていると、フェイトちゃんがおずおずと手を上げて発言した。


「ええと、つまり私たちの知る地球と、士郎たちのいた地球は同じ地球と言う名称を持つけど、違う世界、ってこと?」
「ま、そーゆーことになるんじゃねーの?」


ランスが同意するが、ノリが軽い為緊張感が欠ける。
そんな訳で私は咳払いして一呼吸置くと話し始めた。


「つまりや。私らも士郎たちも、同じ地球と言う名称の星にいたけど、二人がいた地球とは違う世界やったってことやろな。管理局で仕事してても魔術なんてのは聞いたことあらへんし、私達のいた地球で魔術なんてものは伝承でくらいしか聞いたことはない。これで決まりやろ」


私の完璧な説明に対し、さして興味を示した様子もなく質問を続けるなのはちゃん。


「なるほど〜、それで、士郎君の魔術の心象風景の具現化っていうのは?」
「私の場合は無限に剣を内包した世界を作り出す。一度見た剣や槍などは手元にその偽物を作り出せる世界だ。さきほど使っていた木刀などもその一端だ」
「へぇー。それより、ランス君のゲイ・ボルグ?だっけ?どこかで聞いたことあるような気がするんだけど………」


なのはちゃんは本当にものを知らんな………ゲイ・ボルグなんて有名すぎるって言うのに……


「ゲイ・ボルグはケルト神話のアルスター伝説の英雄クー・フーリンの槍で、与えた傷を治らなくさせる呪いの槍だよ」
「へぇ〜。フェイトち
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