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魔法科高校の有能な劣等生
呆気ない終わり方
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「断ると言ったら?」

構えていたCADを頭に狙いを定め言う。
その言葉に司一は言うとは思っていたよ、そんな顔をし話を続ける。

「君は断れ無い。」

司一はメガネを外し投げ捨てる。

「達也、君は僕達の仲間になるんだ!」

司一の目は光を放ち目線を達也の目に向け勝ち誇った顔を見せまたもや笑い出す。
そして達也の左手からCADは地面に落下し右手は力が失ったように下がる。

「司波達也!
君は今日から我々の仲間だ!!」

コイツは何を言っているんだ?
達也が我々の仲間?
意味が解らない。
気付いていないのか?

「さあ、達也君
君の隣に居る少年をそのCADで殺しなさい!」

達也はその言葉を聞いた瞬間
体は恐る恐る無月の方に向き右手に持ったCADを脳天に突き付ける。

「さー、殺せ!!」

バーン
達也のCADから魔法が発動された。
そして発射された魔法は無月の脳天を貫く。
はずだった。

「うわーーーーーーーーーーーー!?」

司一は急にその場に倒れ込み悲鳴を上げる。
その悲鳴を聞いた無月はニヤリとうっすら笑う。

「ば、バカな、」

司一は何が起きたのか理解出来ていないのか自分の足を触り始める。
そして手に赤い何が付いている事に気付きその悲鳴は更に甲高い物になる。

「芝居ご苦労さん。
達也、こんな奴の芝居に付き合うのは結構、恥ずかしいだろ?」

「ああ、相当な物だ。
今にでも死にたいくらいにな、」

達也は地面に落ちている自分のCADを拾い。
損傷が無いか確認し始める。
そして故障がない事が解るとCADをテロリスト達に向け告げる。

「もう一度だけ言う。
武器を下ろし投降しろ命は助ける。」

その言葉にテロリスト達は戸惑い辺りをキョロキョロし始める。
おそらくどうすればいいのか解らないのだろう。
だが、

「う、打て打て打て打て打て打て打て打て打て打て!!」

地面で這いよるように痛みに悶えている司一は言う。
その言葉を聞いたテロリスト達は銃を構え直し戸惑いながらも銃弾を発射させる。

「無駄だ。」

その言葉は無月からの言葉だった。
CADを前に構え黒いサイオンの光を放出し魔法が発動された。
そして打ち出された弾丸は空中から何らかの力により地面にめり込み。
テロリスト達は倒れ込むようにして倒れ込む。

「重量変換魔法、見事だ。」

「そうでも無い。
後、数秒単位で遅かったら俺達蜂の巣だぜ?」

達也は笑いながらも歩き出し司一の元に向かう。
そしてCADを構え言う。

「まだ、やるか?」

その返答はなかった。
いや出来なかったと言うのが正しいのかもしれない。
司一は口から泡を吹き出し
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