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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第366話】
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俺や美冬、未来に篠ノ之にセシリア、鈴音、シャル、ラウラと専用機持ちばかり言ってるが正直全員に当てはまる。
なら何故他の専用機持ちは当てれるのかと言えば単純に振る速さが速い人もいれば、動きに緩急等をつけて意識散漫させたり(武器の持つ手だけに集中させるのではなく、大きな身体の動き等もつけて手だけではなく他にも意識を向けさせる)と、乗り手によって様々な攻撃方法がある。
特に後者は人の性に乗っ取ったものに近く、例えば誰かが「あっ!」と言えばそちらに意識が向くのと同じ様なものだし――まあこれに関しては自分の考えだから絶対に正しい訳ではないのだが。
そんな訳で、一夏は瞬時加速で迫っての速攻による袈裟斬りだというのが解りやすい。
瞬時加速中、一夏は基本大きな動きは見せない為、あまり通用しない戦法なのだが――何故か一夏はこれを多用する癖がある為、少し慣れた人からすれば簡単に見極めれるという訳だ。
肉薄してきた一夏は、袈裟斬りによる一撃を振るう――が、動きが見えてる以上これに当たるのは余程注意が散漫した状態だろう。
袈裟斬りを易々と避けた俺の視界に映るのは一夏の驚いた表情と共に、隙だらけになった白式の姿――。
腹部目掛けて全身のスラスターやバーニアを噴かせ、加速力のついた膝蹴り。
「ぐ…………はっ……!?」
身体がくの時に折れる一夏に対して、追撃の一撃に放つギガント・マグナム――巨大な拳が背部に直撃すると同時に、またも地面に叩き落とされた一夏。
「ガハッ……! げほっげほっ……クッ! 攻撃が当たる所かカウンター入れられちまった……!」
よろよろと立ち上がる一夏に、更なる追撃の為に瞬時加速で迫る。
それに気づいた一夏は、雪片を構えて防御の体勢に移行するが、瞬時加速を途中でキャンセルすると共に盾を機体前面に配置し、逆噴射して急停止。
その動きに一夏は反応出来ず、目を見開いた次の瞬間、俺は対艦刀カリバーンを呼び出す。
ギリギリ、カリバーンの刃が届く位置からの横への薙ぎ払い――一夏が気づいて反応したときには既に遅く、薙ぎ払いによる一撃が一夏の身体を吹き飛ばし、大きくきりもみしながら再度地面へと頭から落ちた。
その衝撃を防ぐため、絶対防御が発動し、光刃を纏った雪片の刃から零落白夜の光が失われ、バリア無効化攻撃が可能な物理刀へと変わっていった。
「っ……エネルギーが……!」
ごちた所でエネルギーが回復するわけが無く、俺は対艦刀を横に構え、その場で一回、二回、三回と回転してからカリバーンから手を離す。
空気を切り裂き、迫る巨大な剣に目を見開く一夏――巨大なそれが迫るのだから、咄嗟に動けなくなるのは人としての性だろう――なすすべ無く
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