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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第366話】
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けで崩壊し、新たに形成し直すのに多大なエネルギーを消耗する。

 正直言えば、燃費最悪だが当たればほぼ試合が決まるチート能力だが肝心の一夏に当てれる技術は無く、仮に当たれば大怪我――最悪死ぬ可能性もあるため対戦相手は基本全力回避が基本だ。

 織斑先生に一度聞いたのがが、やっぱりその事はちゃんと最初に一夏に教え、更に零落白夜に関する説明書みたいなのも用意して手渡したと聞いたのだが……読んだのかどうなのか、判断が難しい所だ。

 考え事をしてる間に、試合開始の緑のシグナルが点灯した。


「行くぜ! ヒルトッ!!」


 そう叫び、雪片とブレードモードの雪羅から光刃が形成された。

 案の定、二刀流で一気に攻める作戦なのだろう――右手の雪片による横一閃を左腕ギガント・マグナムで防ぎつつ、ブレードモードによる逆袈裟斬りを横に身をずらして回避――シールドバリアーにかすること無く、避けきると隙が出来、右拳を突き出すとスラスターから激しく白煙が噴射され、勢いのついた巨大な拳が白式のシールドバリアーを突破し、胴体部分へと直撃するや大きく一夏は吹き飛ばされた。


「ガァッ……!?」


 加速した拳はそのまま一夏をアリーナ地表へと叩き込む。

 轟音と共に地表にクレーターが出来上がる――勢いの失った拳はそのまま地表へと落ちると、一夏は立ち上がり。


「クッ……直撃かよ……しかもこの威力、次は当たるわけにはいかねぇな……!」


 一人ごちるや、瞬時加速の体勢に移行すると共に武装腕の切り替えもハイパーセンサーが捉えた。

 モードは月穿――荷電粒子砲による射撃を行うつもりだろう。


「ウォォオオオオ……ッ!!」


 叫びが轟き、瞬時加速で一気に間合いを詰めつつ正面に翳した武装腕から月穿から連続で放たれる。

 出力を絞って連射を可能にしたのだろう、だが瞬時加速中の射撃はセンサー・リンクもターゲット・マーカーも無い白式ではまず当たらないし、牽制にしても意味がない。

 その証拠に、俺の左右三メートル〜五メートル横を荷電粒子砲のエネルギーが通りすぎていく。

 大きく動いて回避する相手なら、これでも牽制射撃としては有効だが、一夏には基本牽制に使おうとは思わないはずだ。

 理由は荷電粒子砲発射によるエネルギーの損耗――無駄撃ちすれば、それだけ白式のエネルギーを使うのだから、出来るだけ無駄撃ちせずに当てようと思うのが人間の常みたいなものだ。

 勿論、それを踏まえた上での牽制射撃で相手の足を止め、バリア無効化攻撃を叩き込めば話は別だが――。


「でりゃあああああッ!!」


 持った刀の向きで次にどう斬りかかるのかが目に見えてるのだ。

 これは一夏だけではなく、
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