第四章
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「最近はネットで情報を手に入れているようです」
「そして携帯で」
「そうなのかよ」
井上はそれを聞いて唖然とした顔になった。信じられないというのだ。
「ネットや携帯でかよ」
「そうです」
「それで新聞はもう」
「じゃあそっちを叩け」
井上はすぐに今度の攻撃の矛先を決めたのだった。
「ネットをだ。いいな」
「ネットをですか」
「ああ、叩け」
彼は言うのだった。
「それで政治家にも話をやって規制にもっていけ。いいな」
「政治家にですか」
「官僚にもだ」
井上はさらに命じた。
「いいな、ネットを規制すればそれで新聞に戻るんだ」
「そうですね」
「何しろ新聞、それにテレビなくして愚民が生きていける筈がありません」
流石は井上の取り巻き達だった。極めて下劣な思想の持ち主達である。
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