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腐敗
第二章
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「あまり客が増えていないだと」
「はい、どうも」
「あまり」
 取り巻き達は浮かない顔で彼に述べるのだった。
「どういうわけか」
「増えていません」
「どういうことなんだ、それは」
 井上はそれを聞いて怪訝な顔になった。
「スターばかり揃えたのに何で客が増えないんだ」
「私にはわかりません」
「私にもです」
 取り巻き達は困惑した顔で答えるだけだった。誰も答えられなかった。
「しかもチームも思うように勝てませんし」
「何故でしょうか」
「糞っ、こうなったらだ」
 井上は忌々しげな顔で命じるのだった。

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