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やはり俺がワイルドな交友関係を結ぶなんてまちがっている。
誰がどう見ても、諸岡金次郎は小物である。
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おっ」

手がぐいっと引っ張られる感覚。
テレビに引きずりこまれそうになる。

「ちょっ、おいっ……」

がきっと肩に痛みがはしる。なにかと思えば、どうにもテレビの枠に肩が引っかかって引きずり込まれるのを免れたようだった。

「この……やろっ」

力任せに体をテレビから引き抜いた。
勢い余って尻餅をついてしまう。

「いって……」

尻をさすりながら状況を確認すると、もうテレビは光ってなどいなかった。
幻聴も、頭痛もしない。

「…………何だったんだ」

呟いてみても、誰も答えてはくれなかった。

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