暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
《闇》と更識の子供達
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いて笑いかけてきた時私はすごく安心した。
 その人はベルトにカードを入れると、突然仮面ライダーに変身した。私にはその姿がヒーローに見えた。ヒーローと怪人の戦いを見ていて思ったことが一つある。私はまだまだ弱い。天才だとか言われていたけど、この高みにまで登れる気がしない。
 その人がまたカードを入れると、その姿がまた変わった。その変わった姿は簪ちゃんが前見ていて、私達を襲ったこの怪人が出てくるファイズと言う仮面ライダーだった。その人はバイクをロボットに変形させて私達を守らせた。……一体どうなっているのだろう? 最近、ISが発表され白騎士とアルテミスの使い事件でISの凄さが全世界に知れ渡ったが、この技術もとんでもないものじゃないかと私は思う。
 その後にそのファイズの格好が変わった。胸の装甲が動いて、全身が銀色と黒で統一されている。

「アクセルフォーム……!」

 簪ちゃんが思わず声に出してしまっていた。余程驚いたのだろう。そして、

「10秒間だけ、俺に付き合ってくれよ?」

 と言った後姿が消えた。

「えっ……!?」

 思わず声が漏れた。そして、次の瞬間には全てが終わっていた。私が見たのは元の姿に戻ったファイズと灰になった怪人の姿だった。


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 Side彼方

 センチピードオルフェノクを倒した後、変身が解けると四人の子供達がこっちに向かって来ていた。

「助けてくれてありがとう!」
「ありがとう……ございます……」
「あの、ありがとうございました」
「えへへ〜、ありがとうね〜」

 感謝を言われる。何時になっても感謝の言葉を言われるのは慣れない。前世からそうだった。

「あの……」

 水色の髪の子(多分簪)が声をかけてくる。

「あなたは……仮面ライダー?」
「一応ね」
「なんで怪人は私達を襲ったの?」

 さて、困った。どう答えたものか……。

「それは俺も分からない。でもきっと知らない方がいい。世の中にはそう言うことがいっぱいあるから。よく覚えてな?」

 そう誤魔化しながら、頭を撫でていく。皆髪がサラサラだ。顔を赤くしながらくすぐったそうに目を細めている。

「これあげる〜」

 ぽやっとした子(本音だろう)から何かを渡される。

「あ! 私も!」
「……あげる」
「受け取ってください」

 残りの3人からも貰う。それは猫のストラップだった。イタズラが好きそうな猫、内気そうな猫、お姉さんといった感じの大人しそうな猫、のんびりとした感じの猫。それぞれ四人に似た猫だった。

「いいの?」
「お礼ですから」
「そっか。じゃあ大事にするよ」

 俺はそうして、立ち去ろうとする。あんまり長居
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