暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
《闇》と更識の子供達
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いたいが」
「それについては同感だ。さあ、センチピードオルフェノク。お前のスピードでも届かない世界に連れていってやるよ」

 彼方はそう言うとまたカードを取りだし、挿入する。

《FORMRIDE FAIZ AXEL!》

 ファイズの胸部の装甲が展開し、肩の位置で固定される。フォトンストリームも銀色に変化し、ファイズの全身が銀と黒で統一される。

「アクセルフォーム……!」

 思わず簪の口から声が漏れていた。ファイズ・アクセルフォーム。ファイズの超高速形態にして強化形態。

「10秒間だけ、俺に付き合ってくれよ?」

 彼方は左手についているファイズアクセルのスタータースイッチを押す。

『Start Up』

 彼方はまるで陸上のクラウチングスタートのような前傾姿勢になる。次の瞬間彼方は全てを置き去りにした。アクセルモードは全ての動作を通常の1000倍で行えるのだ。周りからは何が起きているのか分からないだろう。
 センチピードオルフェノクをまずアッパーで空中へ飛ばす。彼方自信も跳び、追撃する。殴る、殴る、蹴る、蹴り飛ばす、蹴り飛ばされた先に動き、殴る。センチピードオルフェノクもダメージを減らそうとかわそうとするがそれよりも先に彼方が攻撃する。ファイズアクセルのカウントが2になる。

「決めるか」

 彼方はライドブッカーから今までと違う、金でΦの文字が描かれたカードを取りだし、挿入する。

《FINALATTACKRIDE FA FA FA FAIZ!》

 彼方はかがんで腰を落とし右脚に重心を乗せてエクシードをチャージする。チャージを完了すると、ジャンプして一回転し、右脚のファイズポインターで空中のセンチピードオルフェノクをポイントする。すると、幾つもの円錐状の赤い光がセンチピードオルフェノクを取り囲む。

「ショウダウンだ!」

 センチピードオルフェノクに無数の強化クリムゾンスマッシュが決まる。貫かれたセンチピードオルフェノクは赤いΦの光に焼かれ、灰となった。そこでファイズアクセルのカウントが0になった。

『Time Out』
『Reformation』

 アクセルフォームから通常のファイズに戻る。そして、変身が解ける。やはり慣れていないせいか疲れたらしく大きく息を吐いている。


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 Side刀奈

 倒してしまった。簪ちゃんが見ていた仮面ライダーに出てきていた、怪人が突然私達を襲ってきてこのまま死んじゃうのかなって思っていた時に金髪の男の人が助けてくれた。私は更識の家の人間として武術を習っているけど、この人は凄く強いと思った。何故なら、あの怪人の攻撃を一度も喰らわずいなしているからだ。その人がこっちを向
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