第41局
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「あっ!それいい、大賛成っ!あかりちゃんも、院生においでよ!」
「うん。色々迷ってたけど、本気で考えてみるね」
にぎやかに騒ぐ子供たちを見ながら、緒方は一人考えていた。
−子供というのは本当に不思議なものだ。春先はこの面子の中で明らかに力が物足りなかった奈瀬が、ここまで力をつけ、いまさらに大きくなろうとしている。そんな奈瀬に周りの子供たちも引っ張られていく。ふむ、面白い。こいつらが果たしてどこまで成長していくのか。しっかりと見届けてやろうじゃないか。
いつしか、最初の暗い雰囲気は吹き飛んでいた。奈瀬は、プロ棋士へと続く道を改めて歩き続ける決意を新たにした。
−……しかし、あんなアキラ君の様子も初めてだな。市河さんが見たらどんな反応をすることやら……。
子供たちを見守りつつ、さりげなく不謹慎なことも考えていた。
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