11話(改正)
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が、量産型ゲシュペンストMK−Uの設計図を見たら普通、悪戯と思うでしょう。」
「ですが、本物の天才ならわかる筈です。だからこそ、反対していたのですが。」
「リスクはわかっていますが、それでも、猶予の期間は4年しかありません。ジェイル1人では、厳しいでしょう。」
「ジェイルなら喜んで休まずに働くと思いますが。」
「確かに、他の強化パーツを解析してほしいと話せば、不眠不休で働くでしょうが、体を壊してしまっては意味がありません。私達とは違うんですから。」
「確かにそうですが、ジェイルだと大丈夫なのではないかと思ってしまいます。」
「否定しづらいことですが、既に賽は投げられました。過去に戻ることは出来ません。なら結果が良いものであることを信じましょう。」
「そのとうりなのですが、初めに不安がられていたのは戒ですよ。」
「そうですね。ですが、ノエルも少し変わりましたね。感情が豊かになってきました。」
「その様な事は無いのですが。」
「そんな事はありません。変わりましたよ。良い事です。」
そう言うと会話が途切れます。
ノエルも何かを考えているようでしたので、待ち合わせの時間を静かに待ちました。
しばらくすると来客が来たと連絡が来ましたので、ノエルがこちらの部屋に案内するように伝えると暫くしてドアがノックされました。
そのために、私は物陰に隠れ秘書に見つからないようにしました。
「失礼します。社長、お客様をお連れしました。」
「入ってもらってください。」
「失礼します。」
「良くお越しくださいました。I・D社社長のノエル・エブリガードです。」
「では、社長。私は失礼します。」
「ご苦労様でした。」
「ああ、僕の名前はロイド・アスプルンドだよ。」
「セシル・クルーミーです。」
「どうぞおかけください。」
そう言うと2人がソファーに座ります。
「まあ〜、僕はまわりくどいのは好きじゃないから言わしてもらうけど、あれは何だい。」
「2人は何だと思いますか。」
「そうだね。普通なら悪戯と思うんじゃないかな。」
「ロイドさん!」
「でしょうね、普通なら。」
「でもね、この設計図、妙に具体的なんだよね〜。それに、設計図道理なら、これはナイトメア・フレームとは基本設計から違う思想で作られた機体だよ。」
「そう考えるとおかしいことがあります。まるで急に設計図だけが出てきたような異様な感じがします。」
「そう考えると不思議に思っていたんだけど、ガジェットにも同じことが言えるんだよねぇ〜。」
「そこまで、ご理解いただけましたか。実は、あなた方をお呼びしたのは私ではありません。」
「じゃあ、いったい誰が呼んだんだい?」
「私です。」
そう言って、物陰から出ます。
「誰だい君は?」
「イ
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