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転生とらぶる
コードギアスR2
0638話
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は問題は無さそうだな」
「大きな戦い? 今の状況でそんなものが起きるのか?」

 マリューとの話を聞いていたスレイの問いに頷く。

「確実にな。中華連邦は建国後の戦いを連敗したせいで戦力をかなり消耗しているし、ブリタニアにしても自慢のナイトオブラウンズを含めて惨敗するような映像を世界中に流されたんだ。それぞれの国だけで対抗出来ないと知れば、当然次は前回とは違って本格的に手を組んで仕掛けて来るだろう。で、お互いに戦力が減っているのは理解しているし、並大抵の事では俺達に勝てないというのも理解している。となると、その2国だけではなく新しい戦力を引っ張り込む必要がある訳だ。そして引き込んで意味のある戦力となると……」
「黒の騎士団か」
「そうだな。それとEUも完全な味方とは言えないだろう」

 その言葉に微かに眉を顰めるスレイ。逆にレモンとマリューは異論が無いらしく特に表情を変えていない。

「EUは今のところ私達に対して友好的だろう? それが裏切ると?」
「可能性はある。今のEUは基本的に衆愚政治だ。つまり政治家は国民の顔色を窺う必要がある。そして中華連邦はともかく、シュナイゼルやゼロはその手の情報工作が非常に得意だ。あっという間に友好ムードから敵対ムードに変えられるだろうな。さしずめ、異世界からの侵略者に対して一致団結しようとでも盛り上げるか?」
「……そこまで分かってるのなら、こっちも対抗したらどうだ? 政治家が民衆の顔色を窺わなければならないのなら、こっちにだって手の打ちようがあるだろう?」

 そんな当然の疑問を口にするスレイに頷く。

「確かに本気で対抗するつもりがあるのなら、対抗は出来るだろう。人材の数という面で言えば俺達は圧倒的に負けているが、その辺はネットなり何なりで対抗出来るしな。だが……それでもしEUがこっちの味方のままで戦いが始まると、獅子身中の虫どころじゃないからな。俺達と敵対するというのなら、この際きちんと敵対して貰って正々堂々と叩き潰すのがいいだろう」

 そこまで聞くと、ようやく理解出来たのだろう。俺達シャドウミラーが狙っているものを。

「なるほど。不穏分子を一気に集めて叩く訳か。……考えたのはコーネリアか?」
「ああ。この手の作戦はブリタニア軍にいた時によくやっていたらしくてな。そこからだ」

 そんな風に話をしながら進んで行くと、やがて第2格納庫へと到着する。
 格納庫の中ではニーズヘッグ以外の機体が駐機しており、量産型Wが警備を行っていた。
 何しろ、俺自身が今まで色々な施設に忍び込んで機体やら武器やら各種データを盗んできただけに、その辺の対応は念入りに行っている。ただでさえ、この世界で俺達の機体はオーバーテクノロジーだしな。
 実際、これまでブリタニア軍や中華連邦軍のスパ
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