ホラーとアイドル
あなたは私のアイドルよ…2
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なのに……理性がある…?
これまでに何度かホラーへの変化の瞬間には居合わせたことはある…
すぐ暴れださないにしても…言葉を話したB級はいない…!
「あなたは…いったい…」
陰媛は双刀の武装を解除した…
「私が求めていたものとは違うけど……でも、あなたなら…」
『な、なんだよ…!!て…てか俺は今どうなってるんだよ!!』
「落ち着いて。それがホラーよ。…あなたは今、ホラーになっている」
『な…!?俺が…ホラー!!??』
「そうよ、でも落ち着いて…ゆっくり呼吸して」
『いや落ち着けるわけないから!!わけわかんないんだけど!!!』
「いいから言う通りにして!!
今までで一番楽しかった時、リラックスしてた時のことを考えて」
『リラックス?……リラックス』
「そうよ…リラックスして」
『リラックス……』
「落ち着いてきたら、言われたとおりにイメージして」
南啼は静かにうなづいた
「イメージするのよ…
まず、あなたの中にある感情を白と黒にわけて」
南啼は黙ってそれに従った
「そして白の感情を体中に染み込ませるように、黒の感情は手のひらに集めるようにイメージして」
南啼がそれをイメージした途端、南啼の身体は静かに元の人間の姿になった
そして手のひらには光の塊が現れていた
「こ…これって」
「それがあなたの不安よ。……元の姿に戻れたようね」
「え?…おぉ!」
突然、陰媛が土下座した
「え!?なになに!!!!???」
「こんな危険な事をしてごめんなさい!!
本当は、最初からあなたをファンにするつもりだったわ…」
「え!?なんだって!?」
陰媛が頭を上げた
「オーディエンスは能力行使、あるいはホラーとの戦闘の場を見られてはいけない……
見られた場合3つの手段のどれかをしなくてはならないの…
目撃者の記憶を完全に抹消する…これはオーディエンスやホラーだけじゃない、その人の過去もすべて抹消するの。
次に、その人をオーディエンスにする。これが一番手っ取り早いわ。
そして私がしようとしたこと…
その人がファンであった場合、その不安を自らの武器に変える」
「不安を武器に…?」
「そう。
不安とは、云わばホラーとゆう異形の怪物を創り出すエネルギー。そのエネルギーを利用すれば、簡単にオトギが創れる」
「……待てよ、それは目撃者がファンだった時だろ!?
俺はファンじゃなかった!!なのになぜわざわざ…」
「最初に言ったはずよ!A級ホラーはファンが他者に不安を煽られて生まれるって…」
「……!?」
「結構容易いのよ…不安を煽るのって…」
「てめぇ…!!!!」
「でも聞いて!!!!
私たちオーディエンスは、不安の取り出し方を知っている。A級ホラーのファン
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