赤い彗星のシャア
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ようなものが光の点滅とともに射出までの時間を刻んだ。
「シロウ・イクサバ、ガンキャノンでるぜ!」
ガンキャノンは勢いよく戦闘宙域へと飛んでいくのであった
・・・さらに同刻・・・
「なんだこの感じは!?・・・悪い予感がする」
そう思った次の瞬間、シャアのザクに向かってひと組の実弾が襲いかかってきた。
難なく躱すシャアだったがその顔に余裕はない。
「この感じ・・・あの時のパイロットか!!」
「懐かしいなシャア・アズナブル。赤い彗星なんて立派な名前ももらったようだし」
シャアは自身のニュータイプとしての勘が、ルウム戦役時の自分を撃退させたザクのパイロットこそが目の前の連邦の新型MSのパイロットであると悟った
しかし、こうなることも予想していたシャアは不敵に笑い正体不明のパイロットに告げる
「貴様が言っていたセリフをそのまま返すとしよう『戦いとは、いつも似て三手先を考えて行うものだ』。まもなく私の部下が到着する、いくら貴様でもその機体では持つまい」
つまりシャアは「貴様の負けだ」と告げたのである。しかし士郎は不敵に笑い返して言った
「命なんて安いものだ、特に俺のはな・・・」
そして一気に加速しビームライフルを放つ。しかし、シャアは少し危なげながらもこれを避け、マシンガンを放つ。
しばらく一定の距離で撃ち合う両機だったが、しびれを切らした士郎ビームライフルを腰に付けが接近戦に持ち込んだ。
接近戦においては左腕がないガンキャノンはその手数を補うために華麗に攻撃を躱し、流してはその両足も巧みに使って攻撃を繰り出す
シャアの方に関しても防ぐという行為が多いものの士郎の攻撃を捌いていた。
「シャア少佐、援護します。」
いくばかの時間が過ぎた頃、遂にシャアの援軍が現れた。一方アムロはフラウとの口喧嘩を終え、今から出撃といった状況だった。
援軍が来たシャアは後退し、やってきた4機と共に一斉射撃で士郎を撃墜しにかかった。
「これならいくら貴様でも避け切れまい。」
しかし、士郎はシャアの予想外の行動をとる。
ビームライフルを投げつけて盾の代わりにすると、その爆発に乗じて援軍に来たザクの内の1機に接近し、手刀でコックピットを貫いた。
そのままその機体を盾にしてキャノン砲を撃ち、1機を破壊するとヒートホークを奪ってもう1機に斬りかかる
「おらおら死神様のお通りだ!!」
しかし、士郎の快進撃もここで終わりを告げた。
これまでの戦闘でガタがきていたガンキャノンのブースターが故障したのだ。
なんとか体勢を立て直し、ヒートホークを投げつけて1機を屠るもののシャアとスレンダーのザクに囲まれてどうしようもなくなっていた。
「どうやら貴様の命運もこ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ