第七章
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マクドネルのその言葉を受けてであった。
「それでいいな」
「はい、じゃあ」
「ジュリアス=シーザーだ」
オコンネルは言った。
「最初の舞台はそれだ」
「カエサルですか」
「そうだよ。ヘンデルのオペラだ」
ユリウス=カエサルを英語読みにすればジュリアス=シーザーになるのだ。言うまでもなく欧州世界での最大の英雄の一人である。その魅力的な人生と業績、そして人間性は死して二〇〇〇年以上経つが世界の人々を惹き付けてやまない。そうした英雄である。
「それを歌ってもらうよ」
「わかりました。それじゃあ」
こうして彼はそのジュリアス=シーザーになることが決まった。レッスンは厳しかったが彼はそれをそつなくこなしていった。バンドも並行して行いやがて。その舞台の初日となった。
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