第40局
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が決まった。2番手の成績が、20勝4敗の奈瀬と伊角と辻岡の3人。その結果残り3戦で追いつける人間がいなくなったのだ。
そして、残り3戦を残してのアキラの合格を横目に、16勝8敗の成績となった足立と飯島に3位以内に入る可能性が消えた。
第25戦。
この日上位陣同士の対局は、4敗同士の奈瀬対伊角で組まれていた。
−私は、どこかでプロ試験を勝ち抜いた気になっていたのかもしれない。まだ結果が出ているわけでもないのに、なんてうぬぼれだろう。こんなんじゃだめ。ヒカル君に鍛えてもらったんだ。ちゃんとした結果を残すんだ!
奈瀬対伊角の対局は、一進一退の緊迫した碁になった。互角の布石から、いったん奈瀬がややリードしたものの伊角の巧手で盛り返し、碁は終盤を迎えていた。
−よしっ!このままでいけば半目残る!いけるっ!
−……半目足りない。だめだったか。去年とは比べ物にならないくらい強くなったな、奈瀬……。
そのまま互いにミスなくヨセも終わった。この日、奈瀬対伊角は奈瀬の勝ちとなった。
そして、小宮が外来の北原に負けて7敗目となり、3位以内に入る可能性が消えた。そのほかの上位陣は無難に下位の者を下した。
その結果、上位陣の成績は次のようになった。
塔矢 25勝 合格確定。
奈瀬 21勝4敗。
辻岡 21勝4敗。
伊角 20勝5敗。
本田 20勝5敗。
真柴 20勝5敗。
和谷 19勝6敗。
残り2戦。勝ち残りの枠は2枠。
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