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高校生エレクトローター
七話 出会い(インカウンター)
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ので別れた。
1年生のルームはA棟のほとんどを埋め尽くしている。
1-Aのルームは2階にある。



教室にはもう多くの生徒が乱雑に立っていたり、座っていたりしていた。
よくみると男子が少しばかり少ないような気がした。



そう、この学校は完全成績に頼ってクラスや優劣を決めてしまうために男女の比があわなかったりしているのだ。
たまたま今年のAクラスは女子が多くなってしまっているのだろう。



あまり落ち着けない状態で席に座った。

(!!)

隣の女と目があった。


「あ、さっきの……」

そう、そいつは朝に会ったひったくりを追いかけた女&新入生代表であった。



『・・・・・!!』

広翔は軽く驚いたのだが、そいつは何故かオーバーリアクションをしているように見えた。




『ひっ… ひろと?』







!!!!
どうした。 その女の目がウルウルになっている。


それ以上に驚くべきなのは俺である。この女に名前を教えた記憶はなかった。
過去にあっていたのか、でも見覚えがない。
一応広翔はYESと答えた。




「嗚呼(ああ)……」
縦に頷いた。

した瞬間、ドバッと椅子が倒れるような勢いで抱き飛んできた。


「うっ!!」



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