暁 〜小説投稿サイト〜
伝説となった狩人達
十人目
DEAD END
四話

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それから数週間経った頃かな。



砂漠に角竜と戯れる、小さい子供がいる。

ボロボロの短剣を持って…

一人で戦ってる…



そんな噂が流れてね。

有り得ない!とか思ってさ。
私も確認しに行ったわ。

それが彼との最初の出会いよ。



私は最初から最後まで…その戦いを見てた。


怒りだけで体を動かしている。



眼は真っ赤でね…
もう見えてないようだったわ。


まだ心が泣いているのかも知れないわね…




奴があの咆喉を出すと、彼も同じように…




ウガアアアアア!




私…見てて泣きそうになったわ…

もう重いもの背負ってさ。



まだ年端も行かない…

子供だよ?

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