第0章 転生世界のチャイルドドラゴン
第5話 入学! 駒王学園
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て、しょっちゅういろんな奴から相談を受けてたなお前は!ちなみにその八割が女子だった!」
ああ、あれか。よく分からないんだが、確かに色んな奴から相談されてたな。元浜の言うように女子の比率が多かったのかは知らんが。
「んで、それがどうしたんだよ?」
俺としてはごく普通に学校生活を送っていただけなんだが。
「くうっ!それを鼻にかけないもんだからさらに人気が上がっていたという事に気付いてないのかこの男は!」
「おかげで俺たちはお前に悪影響を与えるという理由で女子連中からはまるで虫でも見るかのような目で見られ続けて……!」
いやそれに関してはお前らの日頃の行いだと思うんだが。俺に苦情を言われてもな。
「だがしかぁしっ、そんな日々とも今日でさよならだ松田氏よ!」
「おうよ元浜。今日から俺たちのバラ色の学園生活が始まるんだ!」
いきなり打って変わって溌剌とした様子でアームクロスする松田と元浜。そんな二人の大声と奇行に周囲の新入生たちが何だ何だと目を向けてくる。こいつらこそ自分たちが大いに目立っていることを自覚するべきだよな。しかし、そんな周りの状況にも気づかず馬鹿二人はさらに奇行を続ける。
「そうだ。これまでの灰色の人生におさらばして、この学園で作り上げるんだ」
「俺たちの理想郷。俺たちの楽園」
「「…そう。俺たちだけの……ハーレムを!!」」
うおおおおおおっ――と雄叫びを上げながら拳を天高く突き上げる二人の馬鹿。
そう。この二人はこんな理由でこの駒王学園に入学したのだ。
何とも驚くほどに煩悩に塗れた理由である。
今時こんな滑稽を通り越していっそ憐れですらある野望を持つ者などそうそういないだろう。こいつらは中学時代からこんな聞けば開いた口が塞がらないような悲願を未だに持ち続けているのである。
ところで何故この二人がそんな理由でこの学園を選んだのかというと、それは偏にこの駒王学園が元々は女子高であったからだ。少子化等の理由から共学化したもののその名残としてこの学園は学年全体を通しても女子生徒の人数の方が比率が高いのだ。
学力のレベルもそれなりに高く、普通に難関校ではある。こいつら程度のおつむでは合格は無理だろうと思っていたのだが、このエロバカ共はその煩悩と執念で合格をもぎ取ったのだ。
凄まじいと言えば凄まじいのだが、正直俺に言わせてもらえば幻想以下の妄想だとしか言いようがないというのが本音だ。
ちなみに俺がこの学校を選んだ理由は、単に家から通えるというのが一つ。もう一つはこの学園から感じる気配…というか『匂い』だ。
龍通力の扱いが上達するに連れて俺はあらゆる種族が持つ独特の気配を匂いという形で感じ取れるようになった。人間には人間の。悪魔には悪
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