コードギアスR2
0637話
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度はここと同じか、それ以上って話だが』
『じゃあ、やっぱりそっちも給料高いんだろうな』
どうやらこの研究員達はまだまだ元気らしい。取りあえず次だな。
再びスライムを操り、機械の作動音のみが聞こえる場所を探し……
『ユーフェミア様……私は、貴方の汚名を雪ぐ為にここまで頑張ってきました。ですが、ユーフェミア様の汚名はコーネリア様がその身を以て雪いでしまった。なら、私はどうすればいいの?』
おいおい、この言葉と声ってもしかしなくてもニーナか?
しかも拘っていたユーフェミアの汚名が雪がれた為に悩んでいる状態だ。
……これはちょっと予想外だったな。正直、俺はこのダラス研究所でフレイヤの第一次製造分を空間倉庫でパクって、各種データもコンピュータ諸共に奪ったらここを消滅させるつもりだった。それこそ、ニーナ諸共にだ。
何しろフレイヤの開発はまだしも、ニーナという少女は頭はいいのかもしれないが馬鹿だ。原作同様にブラックリベリオン時にフレイヤの原型となる爆弾を使おうとしていたというのは、ギルフォードを通じて情報を入手済みだ。
つまり、ユーフェミアが関係するとどんな暴走をするか分からない女。しかも有能であるからこそ扱いに困る。そんな相手がこのままブリタニアについているというのは困るし、かと言ってシャドウミラーにつくかと言えばこれもまた難しいだろう。陽光の人種はアジア人であり、ブリタニア人ではないのだから。
だが、今の呟きを聞けばあるいは……まぁ、どのみち殺す気だった相手だ。こちらの利益にならないのなら、ここでどうにかすればいいだろう。
そう判断し、影のゲートをニーナの部屋へと繋げて……姿を現す前に一応目に見えない程細くしたスライムで部屋中を探る。
……盗聴器やカメラの類は隠されていないな。
その確認が終わった後、ニーナの部屋の影から姿を現す。
そんな俺の目に入ってきたのは、ベッドへと踞っているニーナの姿だ。俺が現れたのに気が付いていないらしい。
「どうした? ユーフェミアの汚名が晴らされたというのに、随分と辛そうだな」
「っ!? だ、誰!?」
声を掛けた瞬間、まるで小動物が蛇に見つかったかのようにビクリと震え、そのまま壁際に備え付けられているベッドの上で俺から距離を取ろうとする。
壁に背を付け、少しでも俺から離れようとしているニーナだが、その目は俺が出て来た影のすぐ側にある机へと向けられている。恐らく通信機なり、内線なりがあるんだろう。
「さて、自己紹介が必要か? それなりに有名な顔だと思ったんだがな」
敢えて軽くそう告げ、カーテンを開けて月光で部屋の中を照らす。
そして月光に照らされて俺の顔が区別できるようになり……
「アクセル・アルマー!?」
驚愕の表情を浮かべ
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