暁 〜小説投稿サイト〜
改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
10話(改正)
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 武器を製作して貰い3カ月が経過しました。
 あれから、I・D社ですが、ブリタニア軍部が前線基地を建造する際に、50機程購入され、かなり活躍した為に、爆発的に注文依頼が入るようになり、現在、工場をフル稼働していっても追いつかない状態になったので、工場を新しく建造し、ガジェットの生産ラインを増産する事が決定され、その計画は既に実行に移されてブリタニア国内に建造されています。
 来週中に工場の建造が終了する予定なので少しは生産状態も落ち着く予定です。
 会社の規模も順調に大きくなり、ブリタニア国内での影響力も上がっています。
 また、それに伴いガジェットも有名なり、模造品も作られたのですが、なぜかいつも暴走事故が起こり、模造品は淘汰されています。
 どこかの科学者は、そのニュースの度に「あの程度のトラップに引っかかるのかね!その程度の技術では私の作品を模すに値しないね!ははははははぁはぁ!」と高笑いしていましたが、原因は不明となっています。
 どこかの科学者は自分の無駄に高い技術を使いトラップを設置して邪魔をしているようです。
 
 月面基地では、ヒュッケバインの解析が終了したとジェイルからの報告を受け、研究棟へ向かいます。
 そして、こちらもとある事を聞き出す為に、ノエルとアーニャも伴って行きます。

「は〜、やってくれましたね。ジェイルは!」
「本当ですね。監視もしていましたし、かなりの量の仕事があったのですが。」
「ジェイルは、凄い!自分の知識欲の為ならどんな逆境にも負けない。」
「そうですね。尊敬は出来ると思いますよ。こちらに被害が来なければですが。」
「それ、無理。」
「そうですね。私達は運命共同体ですから。」
「ですが、戒。こちらが禁止している事を勝手にするなど、以ての外です。」
「そのあたりは、しっかりとお仕置きしてください。」
「多分無理。そんなものものともしない。」
「懲りてくれませんか。」
「うん、無理。」
「は〜〜〜。」

 タメ息を付きながらも、アーニャを見ます。
 以前に比べて表情が少しずつ豊かになってきています。
 今も口元が緩み、目元が下がって、薄らと笑顔を浮かべています。
 初めて会った時、表情が死んでいたのですが、少しずつ良い方向に変化してきています。
 因みに、アーニャの両親は彼女の捜索を打ち切り、初めから居なかったように暮らしているそうです。
 彼女を連れ去った以上強くは言えませんが、アーニャの両親に対して憤慨を覚えています。
 ただ、シャルルの方は諦めておらず、秘密情報局を極秘に動かして、現在も捜索しています。
 その為に、アーニャを外に連れ出す事が出来ずに詰まらない思いをさせている。
 普段の生活では、見せませんが、寂しそうに地球を眺めている事があるで。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ