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デート・オア・アライブ
プロローグ ライブ!ライブ!ライブ!
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はこれからラブコメな世界へ行く。その世界観をぶち壊さないためにも能力によるインフレーションは起こしちゃあいけない。過ぎたるは、なお及ばざるが如し とも言うしな。

「なあ……特典を取ったらペナルティとかは発生するのか?」

「ペナルティ……ですか?」

「例えば俺がここで何らかの超能力を得た場合、転生先で俺が戦闘をしなければならない事態に陥ったりする……とか」

「…………」

押し黙る幼女。図星か?図星なのか!?なんだか今の幼女、Vバックの水着を買おうか迷っていた時の俺に似ているぞ。

「……う〜ん。やることも出来ますが、実際にやられても確認の仕様がありませんよね?」

「そりゃ、まあ」

「なら、ないと思っていた方が気が楽ですよ。あと別に特典は強制じゃありませんから」

そう言ってまた飯を掻っ込む作業に戻る。

言葉の端々(はしはし)から感じられる怪しさ。だが、それにかまけていてはいつまでたっても先には進めないだろう。

一度腹を決めたんだ。この決心が揺らがない様、早いとこ決めちまおう。

「……なぁ、スティール・ボール・ランって知ってるか?」

「ふぃってまふお。ほほななふのあれでほう」

「そう、それだ。その主人公のジョニィ・ジョースターが使っていた。「(タスク)」をお願いする」

「んー!ングッ!っふう……オーケー分かりました。来世では爪弾の発射ができるよう設定しておきましょう。無論act1からact4まで」

「ああ……ただact4の場合は《馬の力を利用した黄金の回転》が必要になる!そりゃあ馬がいればこちらとしても嬉しいんだが、ラブコメに置いて馬が登場し、且つ、活躍する。そんな確率はほぼ無いといっていい!」

生まれがジョッキーか農家のどっちかしか駄目なんて事はやめてくれ!

出来ることなら馬より人間を騎乗したい!

「ですよねー。まあそこら辺もちゃんと調整しますよ。act4は普段は出せない扱いにしておきますのでほぼ無い物と思っておいてください」

「了解した」

そういって俺たちは箸を御椀の上に置いて

「「ご馳走様でした」」

生涯最後の飯を食べ終えた。



「じゃあ準備はいいですね」

「ああ、いつでもバッチ来い」

そう答え、彼は私の前に立つ。

「もう一度言います。これでいいんですね?」

「ああ、もう迷いはない。次の世界では絶対に誠実に生き切って見せる」

「……本音は?」

「ぐへへははー!真面目そうに見えて実は淫らな美少女が俺を待っている―!不純異性交遊ばんざーい!」

「大丈夫かなぁ」

すごく罪深いことをしている気になってきた。こんな人間を世に出して本当に大丈夫だろうか。

「それじゃ行き
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