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デート・オア・アライブ
プロローグ ライブ!ライブ!ライブ!
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決断をするときなんだろう

「……あー!分かった分かったよ。俺も腹をくくる」

正直納得はしていないが、もう死んだんだ。例え転生先がおれが生きてた世界じゃなかろうとも何とかなるだろう。いや、何とかしてやる!させてやる!

「ほ……本当に、良いんですか?」

「納得はしていないがな。ただそっちがそこまで強要するんだ。少しくらいは優遇してくれよ」

「ええ、それはもちろんです!何から聞きましゅか!?」

「噛んでる噛んでる」

了承してからのこの反応、なんつー現金な。

まあ子供は総じて皆現金って言うし、幼女だし仕方ないか。

「そうだな……と言っても聞きたいことは一つなんだがな……俺がどんな世界へ行くか教えてくれ」

「そうですね、詳しくは言えませんが、あなたにピッタリと言ってもいいジャンル……ラブコメな世界へ行ってもらいます!」

「おおー!そいつは僥倖(ぎょうこう)!そうか……ラブコメな世界か!」

「そうです!ラブコメな世界です!」

「ラブラブコメントなラブレターが手渡され!」

「今日からあなたはラブリーコメディアン!」

「ヒュ―!」

「イエ―!」

パァン!と景気のいい音を出すハイタッチ。

さっきまで険悪な雰囲気が流れていたのがウソのようだ。

「んじゃあまあ世界の内容もわかった。後は頼むわ……はぐ!」

そう言って最後に残しておいた目玉焼きにかぶりつく。

「ちょっと待ってください。あと一つ言うのを忘れてました、《特典》について」

「っほふっほふっほふ……はぐへん?」

「簡単に言いますとこれから行く世界に適応できるように私たちが用意した能力の断片というか、物騒な世界で生き残れる力というか」

「っ っ ゴク!ン! はぁ……つまりは世界へ行く際にどんな能力でも持って行けると?」

「はいそうです。漫画やアニメの能力でもいいですし自分で考えたスーパーでエキサイティン!なモノでも構いませんよ」

「そうかそうか。太っ腹だなあ神様は」

そう言いながら、俺は2杯目を御代わりしている幼女の腹を見つめていた。遠慮がねえな本当。

さて、特典か。だがまあ行くのはラブコメな世界っていうのは分かってるんだし、スーパーマンになる必要もなければ宇宙を支配できるような化けもんになる必要もない。

だがしかし!あの幼女の言うことの全てが真実だと分からないのも事実!もしかしたら嘘は言ってないまでもまだ言っていない事実があるやも知れん。

そしてそれを易々(やすやす)と教えるとも思えん。ここは一個くらいは特典を取っておくべきだろう。

だがだ。《どんな能力でも持って行ける》この言葉に甘えてはいけない。もしあの幼女の言葉を全て鵜呑みにするなら、俺
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