第二章 雨
第4話 十香の気持ち
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しい花飾りをつけた女の子は今何て言った?
一方「口を挟んで悪ィが……ASTがテメェに狙いをつけたっぽいぜ?」
十香の思考は中断された。すぐにASTの方を見る。そしてこちらを見て言う。
十香「時間がない!涙子とあーくんもASTを引きつけるのに手伝ってくれるか?」
佐天「もちろん!」
一方「チッ!」
そして3人は上空へと飛びたつ。
不自然な吹雪の前についた上条と士道はというと、
パリン!というガラスの割れた音が響いた。
上条「この吹雪も俺の右手に反応したな」
士道「でも、壊されたところはすぐに修復されるし……どうすりゃいいんだよ?」
上条「俺の右手を吹雪に当てておく。そこに隙間ができるから士道はそこから入れ」
士道「……わかった」
士道は覚悟を決めた。
上条が吹雪に手をかざすと右手より下の方にトンネルの入口らしき隙間ができた。
入口はかなり狭いがなんとか入れそうだ。
士道「じゃあ、行ってくる」
上条「あぁ。頑張れよ」
士道「おう!」
上条と士道は左手で握り拳でお互いの手を軽くコンとぶつけた。
そして、士道は不自然な吹雪の中に入って行った。
上条「(これで俺の役目は終わりか……)」
上条は少し離れた位置で不自然な雪を見ていた。
そして、
世界が変わった。
空にあった雲が一気に晴れた。
しばらくして、佐天と一方通行が空からおりてきた
そして3人は合流する。
上条「終わったな…」
一方「そォだな……」
佐天「じゃ帰りますか」
3人はゆっくりと帰っていった。
次の日、この3人の生活が大きく変わる。
翌日、今日は学校が休みだ。
一方通行と佐天はまだ寝ているが上条は思ったより早く起きたので外に散歩にきていた。
何事もなく歩いていた……はずだった。
ここでも上条の不幸スキルが発動した。
道に迷ってる人に道を聞かれること21回、空き缶に踏んで頭を激突すること13回、不良に絡まれている女の子を助けること9回、自転車や自動車に引かれかけること計18回等……
上条「不幸だ……」
上条は自分の不幸スキルに驚きつつ呆れていた。
そしてトボトボ歩いていると、見かけた顔があった。
五河士道、五河琴里、そして四糸乃の3人だ。四糸乃は笑顔で士道と何かを話している。
上条「(士道のやつ……うまくやったんだな)」
あの3人を眺めて、後ろを向いて帰ろうとした。
その時、
琴里「当麻くん!」
後ろから呼び止められた。どうやら気
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