第十話 無様な敗北、砕かれたプライド、消えたカリスマ性
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ル「奪った覚えは無い、お前の被害妄想だ」
軽く、クールに受け流すジルベール
しかしルシードにとっては怒りの着火剤となった
ルシード「おぉぉぉぉのおぉぉぉぉれええぇぇぇぇぇぇぇっ!貴様ァ!!殺してやる!」
ルシードの怒りが爆発し、ジルベールに吶喊してきた
ジルベール「汚い言葉まで使うようになったか…なら、その言葉が似合うようにしてやるよ!」
ジルベールは中腰になり、左手を顔の近く、右手を相手に向けた
ナハト流・封殺陣の構えで、攻撃特化の構えである
ルシード「そんな構えがどうした?無様に貫かれて死ねい!!」
構えを見ても吶喊してくるルシード、その動きにはもう理性の欠片も無いような感じであった
ルシード「チェストォォォッ!!」
強烈な突きを放って来たが、ジルベールはいきなり消えた
ルシード「な!?ど…何処だ!」
ルシードは辺りを見渡したがジルベールの姿が見えない…
そして…
ジルベール「何処を見ている?」
ルシード「!?上か!」
ジルベールは消えたのではなく、刹那で上空に跳んでいたのだ
そして落下スピードに乗せて踵落としを繰り出した
ジルベール「まずは一撃!!」
ドゴォッ!!
ジルベールの踵落としがルシードの脳天にヒットし
ルシード「ぐあ…あ…」
と怯んだ
しかしジルベールは容赦なく追撃を開始した
刹那で間合いを詰め、ルシード顔に容赦ない蹴りを連続でかました
その後回し蹴りを食らわせ、足を払い、
ジルベール「ふっ飛べ!砕破猛襲脚!!」
強烈な蹴りを相手のみぞおちにクリーンヒットさせた
ルシード「うわああああっ!!」
ジルベールの蹴りにぶっ飛ばされたルシードは校舎の壁に激突した
ルシード「く、くそ…が…」
ジルベール「あらら…酷い顔だな」
ルシード「な、何?」
ルシードは食堂のガラスに映る自分を見た
その姿は醜く、以前の美男子ではない、
骨格は完全に変形しており、顔全体が腫れ上がって痛々しい
ルシード「貴様ァ!!なんだこれはァ!!」
こんな醜い顔にした張本人に怒鳴った
ジルベール「な、汚い言葉に似合う顔だろ?」
そう笑いながらジルベールは返した
ルシード「うう…こんな屈辱…辱しめ…敗北…そして醜い顔にされた…ええい!!」
ルシードは腰からあるものを取り出した
それが地面に触れた瞬間眩い光が襲った
閃光弾(スタングレネード)である
ジルベール「ぐっ、しまった…」
ジルベールは目を塞がれ、空極流舞でルシードを探した
ルシード「ナハトォッ!!これを見ろ!」
ジルベール「?…!?」
エルシア「うう…ジル…君…」
ジルベール「エル!?」
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