第十話 無様な敗北、砕かれたプライド、消えたカリスマ性
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中庭でお互いに見つめ会うジルベールとルシード
沈黙を破ったのはルシードだった
ルシード「ナハトよ、まさかこの私に勝つ気ではあるまいな?」
ジルベール「悪いな…そのつもりだ」
もう臨戦体勢の二人である
ルシード「では…チェストォォォォッ!」
ルシードが抜刀と同時に鋭い突きを放った
ジルベールは避け、抜刀し一閃しようとしたが、ルシードの剣に防がれた
そのままつばぜり合いになった
ルシード「ほう…やるな…」
ジルベール「お前もな…」
二人はお互いに距離を取った
そして息が合ったようにお互い突進し
ルシード「星光百裂撃!!」
ルシード神速突きを連続で繰り出し、
ジルベール「ナハト流・朝霧連弾!!」
ジルベールは滅多斬りを繰り出した
それはまるで打ち合いの如く、突きと斬撃がぶつかり合い無数の剣劇が生まれていた
ルシード「そらそらそらぁっ!」
ジルベール「オラオラオラァッ!!」
両者が気合いを込めると剣劇がさらに激しくなり、速度も上昇し周りに衝撃波による傷が生まれていた
ユウリ「す、すごい打ち合い…」
クルル「はわわ…激しすぎる…」
と二人が怯えている他は…
キース「いいぜジル!!負けんじゃねえ!!」
カリーナ「ジル!!もっと速度あげろぉ!!」
リン「根性です!!ジルさん!!」
由花里「負けてはなりませんわ!!頑張って下さい!」
エルシア「ジル君!頑張れ!!」
アルト「行け行けー!負けるなー!頑張れ!!ジル!」
アテナ「…頑張れ…ジル…」
テンションがブーストアップしていた
この激しい剣劇に観客も盛り上がっていた
まるで疑似アリーナのような感じである
ガキィン!!
強い剣劇の音と共に両者が間合いを取った
ルシード「食らいたまえ!瞬刃空牙!!」
ルシードが突きの衝撃波を放ったが
ジルベール「ナハト流・蒼破刃!!」
ジルベールも蒼い斬撃波を放った
お互いの衝撃波が衝突し、大きな音を立てて相殺した
ルシード「フフ…ナハト家の実力がこんなものだったとは…見謝ったか?」
ジルベール「口達者だけだと思ったが…やるな…」
お互いを称賛した二人である
お互いに一進一退の攻防が繰り広げられており、ルシードの突きを躱し、ジルベールが抜刀一閃、ルシードが防ぐという展開となっており、時折突きと斬撃のラッシュになるなどかなり名勝負であった
その雰囲気に周りの観客も声援を忘れていた
ルシードがもどかしいように間合いを取り
ルシード「フフ…ナハトよ、感謝しろ!私の最強奥義を披露してやろう!」
ルシードが剣を天に掲げ何か詠唱を始めた
その掲げた剣に白い光が集ま
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