コードギアスR2
0636話
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ルにアーニャを拷問すれば恩赦を与えるとでも言えば嬉々としてアーニャを痛めつけ、危険を感じたマリアンヌはジブリールに乗り移るだろう。その後、俺なり量産型Wなりを使ってジブリールを殺せば全てが丸く収まるんだが……さすがにこれは非道が過ぎる。捕虜の虐待云々的な意味でも、15歳の少女にする行為としても。
俺としても気分は良くないので、これ以外にどうしても取るべき方法が無いという状態でもなければやりたくない。
そして、今の俺にはそれをどうにかする方法は色々とある訳で。
最悪、マジックアイテムで何かいいのを探すという手段もあるしな。
「さて、なら話は決まったし光明まで戻るとするか。マリュー」
「ええ。進路を陽光へ。それと、念の為に敵襲を警戒してASRSを使用します」
マリューの言葉に従い、ブリッジにいる量産型Wが各種の機器を操作する。
「それと、戦場のKMFや軽アヴァロン級とかの戦艦の回収に陽光の部隊が向かっている筈だな?」
「ええ。戦勝報告も送った時に星刻さんがすぐにこちらに送ると言っていたわ。軽アヴァロン級もあるという事で、ダーロンダンも出してくれるそうよ」
「張り切ってるな。まぁ、陽光にしてみれば回収した残骸の量でキブツを通して得られる物資も違って来るんだから当然だろうが」
「そうね。キブツで製造したり、あるいはSEED世界やネギま世界から買った食料を国中の街に配って、ようやく餓死者の数が減ったって話だもの。今は少しでも物資が欲しいんでしょう」
俺とマリューの会話を聞いていたレモンが呟き、コーネリアもまた溜息を吐いて同意する。
「中華連邦の大宦官共が無能だとは知っていたが、ここまでだったとはな。正直、予想以上だ。国民を餓死させる程に税を取り立てるなんて真似をしたら、国の経済が回らないだろうに」
「確かにな。それを考えると、ある意味でイスルギ重工はより多くの者の事を考えていたんだろう。その対象が社員だっただけで」
苦笑を浮かべつつスレイが呟く。
そんな風に若干憂鬱な雰囲気になってきたところで、空気を変えようとしたのかレモンが俺へと声を掛けてくる。
「ね、アクセル。一応あのモルドレッドとかいうKMFを調べておきたいんだけど、構わない?」
「いや、それは別に構わないが……何か得られる技術があるのか? 肩の装甲が武器にもなるシュタルクハドロンは多少珍しいかもしれないが、ニーズヘッグのヒュドラの方がより進んでいる性能を持っているし、それ以前にニーズヘッグの攻撃で半壊しているしな」
そんな俺の意見に、笑みを浮かべつつ首を振るレモン。
「確かに目新しい技術は無いわ。けど、コアルミナスのデータや、ブレイズ・ルミナスのデータはこっちにも蓄積が足りないのよ。特にブレイズ・ルミナスは指揮官用ヴィン
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