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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第363話】
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ナルが点灯した。
ハイパーセンサーにも表示されるが、こうやって他の人にもシグナルの確認が出来る辺りは配慮があると考えるべきかはたまた税金の無駄遣いと考えるべきか……。
余計な事を考えられる辺り、少しは余裕を持ってきた証拠なのかもしれない。
緑のシグナルが点灯――勢いよくカタパルトから射出され、放物線を描くように落ちていく。
重い音と共に地表へと着地、その衝撃で軽く砂塵が舞う中腕組みしながら待っていたラウラが――。
「……少し遅かったが、どうしたのだ? 機体の調整でもしていたのか?」
「ん? ちょい身体の柔軟を念入りにやっててな。 待たせたなら悪いな、ラウラ」
「こ、このぐらいなら大丈夫だ。 ……というか、普段のお前がいつも私より早く来てる事の方が多いのだからな」
「そういやそうだな。 まあ待たせるより待つ方が嫌いじゃないからな。 ……さて、早速模擬戦開始といくかな、これが」
言ってから武器を粒子形成さて、両腕に巨大な拳を纏うとラウラはそれを見てぎょっとした表情を浮かべた。
「……まさか本当にあの使いにくい武装を選んでいたとは。 ……だが、それもヒルトらしいと言えばヒルトらしいな」
僅かに微笑を溢し、プラズマ粒子を収束――両腕からプラズマの刃が形成された。
武装に関しては以前に皆に言ったら、何れも威力は高いが扱いにくさトップ3に入る武装ばかりだとか――一位がこの巨大な拳、名称は【ギガント・マグナム】と呼ばれるロケットパンチであり、二位が対艦刀【カリバーン】、三位がチェーン付きハンマー【ミョルニル】だとか。
ロケットパンチ以外は有名な名前をつけてるが――ミョルニルって聞くとやっぱり滅殺だの撃滅だのを言わないといけないのだろうか?
……まあ、あまり深く考えずに使うが。
模擬戦開始前のシグナルが点灯――意識をラウラへと集中させる。
俺の表情が変わったのに気づき、ラウラも表情が変わる――軍人らしく、二人で一緒にいる時とは違う表情だ。
前に一度俺に敗北して以来、模擬戦であれ常にこの表情で挑む辺りは流石の軍人といえる――まあ、ジュネーブ協定違反だが今更言っても仕方ないし、実際怒るならラウラではなくドイツのトップに対して怒らなければならないが。
そんな余計な考えを他所に、シグナルが緑へと点灯――それと共に右手プラズマ手刀による突きの一撃が迫る。
直ぐ様その一撃を後ろへ一歩下がると、シールドバリアーにギリギリ触れるか触れないかの距離で何とか避けたものの、直ぐ様追撃のワイヤーブレードによる連続攻撃。
鞭の様にしなるその一撃一撃を、増設した打鉄の盾で受け止め、シールドエネルギーを削られないように距離を離す――と、鈍い
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