最終話 創世
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こそ抜きなさい!太刀を!!」
「太刀?・・・そうか!」
礼羅の思惑を感じ取った闘真は魔戒刀の柄同士を連結させ巨大な持ち手を作り上げた。
「がは!」
「くたばれ・・・死にぞこない」
「ふん・・・時間は稼いだ・・・」
「なに?」
ボロボロで倒れた斬十郎の言葉に何かを感じた滅は隙を突いた闘真の一閃を浴びてしまい大きく吹き飛ばされると大地に倒れるが起き上がり咆哮と共に闇の衝撃で周囲を飲み込み始めた。
それを見届ける闘真は瞳を閉じ感じ取った。
「・・・貴様の憎しみ・・・俺が叩き斬る!!・・・だから・・・『負けられない!!』」
『負けられない!!』闘真の全身全霊を込めた言葉はアストラル界の力を生み出した。
闘真の口から放たれた塊・・・そう念の言霊が闘真鎧に舞い降り輝き始めた。
「・・・綺麗」
鎧から放たれる光に心を奪われる若葉。
すると魔戒刀・三日月の刃が外れ真の刃と・・・全ての絶望を断ち斬るような姿を現した。
全ての始まりを告げるような純白の鎧と未来を見つめる黄金の瞳・・・そして羽ばたく光臨の翼の騎士
その名は
創
世
創世騎士
その姿を見た滅は絶望の翼を広げ闘真に飛び掛かった。
太刀となった魔戒刀を構えた闘真も舞い上がり二人の剣は交差した。闇の色と化した空で縦横無尽に交差した両者の剣は鍔迫り合いすると螺旋を描きながら大地に向かいお互いに弾き飛ばされると大木に叩き付けられそうになるが大木を踏み台にし再び飛び掛かり一閃が交差すると闘真が大樹の天辺に舞い降り滅は大地に舞い降りた。
「はあああああああ!!」
滅の魔剣が黎明の森に蓄えられた闇の力を一気吸い込み巨大な剣となる。
そして闘真も魔戒刀の柄の満月を外し持ち返し反転させると三日月の柄に満月の刃を納刀すると魔戒刀を片手で掲げ巨大な刃が形成された。
破邪斬魔刀
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
自身の力のみを爆発させ周囲から闇の衝撃を放つ滅。
「頼むぞ・・・三日月!!」
「「「『闘真!!』」」」
再び闘真から発せられるそう念の言霊・・・闘真の戦いをずっと見てきたイルバ・礼羅・斬十郎・そして若葉からもそう念のが発せられた。
五つの言霊は魔戒刀に集められると闘真の身体から凄まじき衝撃が放たれその背後に光を見据える眼が見開かれた。
「はあ!!」
「いやあ!!」
凄まじい衝撃を放ちながらぶつかる闘真と滅だが両者の衝撃は納まりきらず大きく横にそれるがそれでも衝撃が止まらずとうとう天に向かって飛んだ。
両者が一度距離を置くと・・・
「せいやあああああああ
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