暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹の絆
恩人
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
をしていたグレイは

ガン

「くっ。」

ズドドォン

「!!!」
グレイはかろうじてレーサーの攻撃を避けれたがダメージは多いようだ。
「ちっ。」

カッカッカッ

レーサーはものすごい速さで一気に木の上へと駆け上がる。
「なんて速さだ…野郎…。」
「オレのコードネームは“レーサー”。誰よりも速く、何よりも速く、ただ走る。」
レーサーがグレイに自分のコードネームを名乗っていると、
「ん?」
「!!」
空に何かが見える。あれは、
「助け出したか!!!」
「バカな!!!中にはブレインがいたハズだろ!?どうやって!!?」
空にいたのはウェンディを救出したタクヤたちだった。
「くそっ!!行かせるか!!!」
レーサーは木をつたってタクヤたちに向かって飛んだ。
「ナツ!!!よけろォ!!!!」
「!?」
だが、既に遅かった。

バキィッ

「きゃ。」
「あん。」
「がっ。」
「うお。」
「わっ。」
タクヤたちはレーサーの攻撃をくらい空から落とされた。

ズドーン

「がっ。」
「かはっ。」
タクヤとナツは少し早く落ちた。

ピュー

ウェンディはまだ落下中だった。
「くそっ!!!!」
タクヤは必死に駆けウェンディを助けようとした。

がしっ ズザザザ

見事にキャッチに成功したタクヤはそのまま地面をすっていった。
「ハッピー!!!シャルル!!!エマ!!!」
後ろでナツがそう叫ぶが、

ぐたー

3人ともさっきの落下で気絶しているしまっている。
「くっそーっ!!!」

だーっ

ナツは3人を抱え走った。その後をウェンディを抱えたタクヤが追う。
「行かせねぇって言ってんだろ!!!」
レーサーがさらに追撃を仕掛けようとする。
「アイスメイク、城壁“ランパート”!!!!」

ドゴォン
「ぐほっ。」
グレイが出現させた巨大な氷の壁によりレーサーは追撃を阻止された。

パキパキ ガガガガ ピキピキピキ ズズズズズ

その壁は森の端と端に届くくらい巨大な城壁となった。これではいくらレーサーでも追うことは出来ないだろう。
「グレイ。」
「あんた。」
「行けよ…。こいつァオレがやるって言ったろ。ハァ ハァハァ」
グレイは息を切らしながらナツに言った。
「けど、おまえ今ので魔力使いすぎただろ!!」
たしかにこれだけ巨大な城壁を作れば魔力は相当消費してしまうだろう。
「いいから行きやがれ。







ここは死んでも通さねェ!!!!行け!!!!エルザの所に!!!!」
グレイは自分の決意を胸にナツにそう言った。
「うおおお~っ!!!!必ずエルザを助けるからな!!!!」
「当たり前だ。」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ