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妖精の義兄妹の絆
恩人
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の方へ振り向き、
「!」

ばっ


ガラガラガラガラ

「なにっ!!!?」
ジェラールはブレインの立っている床を崩落させた。
「ぐぉあああっ。」
ブレインはそのまま落ちていった。ハッピーは倒れているナツに駆け寄りジェラールを震えながら見た。
ジェラールはそのようなことは気にもせず出口へ歩を進めた。
寝ているミッドナイトにも目を移したが同様に無視する。
シャルルとエマも立ったまま何もできずにいた、が、
「おい。」
タクヤは出口に進むジェラールを呼び止めた。ジェラールはタクヤの方を静かに振り向く。
「あんた、ウェンディの恩人だろ。なんで、」
タクヤが言い終わる前にジェラールわ歩き始めた。
「な、おい!!」
今度は一切聞く耳を持たず出口へ向かい次第に姿を消した。
「ジェラール!!!!」
ナツがガレキから起き上がった。
「どこだ!!!」
「行ったわ。」
シャルルが冷静にナツにそう伝える。
「あんにゃろォーっ!!!!」
「あいつが何者か知らないけどね今はウェンディを連れて帰る事の方が重要でしょ。」
ナツはジェラールを追いかけようとした。だが、
「エルザを助けたいんでしょ!!!!」
シャルルのこの一言でナツは思いとどまった。
「わかってんよ!!!!あいつ…。」
ナツの中ではまだジェラールへの怒りが渦巻いていたが今はエルザの方が先決なのを確認する。
「行くぞ!!!!ハッピー!!!!」
「あいさ!!!!」
そう言ってハッピーはナツを、シャルルは気絶しているウェンディを、エマはタクヤを抱えて洞窟を出た。
それとほぼ同時にブレインはガレキから姿を現すが、まだ穴のなかにいる。
「計算外だ…。いや、拘束具を外した私のミスか…。」
ブレインは自分のミスを素直に認めた。
「しかし、以前の奴は私にここまでの敵対心は持っていなかったハズ…。
眠っている状態でニルヴァーナの話を聞いていたとでもいうのか?」
ブレインはジェラールの反発に頭のなかで推理する。
「!」
そして、1つの答えを導きだした。
「ジェラールめ!!!!まさか、ニルヴァーナを独占する気か!!!!させぬ!!!!あれは我々のもの!!!!誰にも渡すものか!!!!」
ブレインは今までに見せたこともなかった鬼のようた形相で言った。
「コブラ!!!!聞こえるかっ!!!!ジェラールが逃げた!!!!奴を追え!!!!奴の行く先に







ニルヴァーナがある!!!!」
ブレインは自身の出せる最大の音量で叫んだ。そして、それはワース樹海にいたコブラに聴こえていた。
「OK、聴こえたよ。ついでにジェラールの足音もな。」
そう言ってコブラはジェラールの捜索を開始した。










その頃、レーサーと戦闘
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