第一章 〜囚われの少女〜
夢の泉
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少女は足元を見つめ、その少年の言葉にただ耳を傾けます。
「まぁ、確かに“女神の涙”は必要なんだけど、無理して泣く必要なんてないんだよ」
少年は優しく微笑みかけました。
「あなたって変わってるのね。そんな事をいったのはあなたが初めてよ」
少女はくすりと笑っていました。それを見た少年もあははと笑います。
「笑うとかわいいね」
赤くなる少女の頬。すぐに何か言い返そうとしましたが、少年の真っ直ぐなまなざしに、何も言えなくなりました。
「さあ、ここから出よう」
そして差し伸べられた手。
思いもよらない少年の行動に戸惑いましたが、少女は手を伸ばしたのでした。
−第二十三幕へ−
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