コードギアスR2
0635話
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退していく。
「アクセル、アヴァロンとかいったか? あの艦が逃げるけどいいのか?」
アヴァロンやトリスタンの後へと続けと、何とか無事だった他のKMFも撤退していく。その後ろ姿を見送りながら、通信を送って来たムウへと頷く。
「ああ。取りあえず欲しがっていたものは入手出来たしな」
「欲しがっていたもの?」
呟き、アシュセイヴァーの視線がグレイプニルの糸で絡め取られているモルドレッドへと向けられる。
「お前、いくら女好きだからって……」
「おい、何を勘違いしているんだ。このパイロットは色々な訳ありな相手ってだけであって、別に俺の好みじゃないぞ」
『私だって別に貴方は好みじゃないわ』
ニーズヘッグを通して俺とムウの通信を聞いていたのだろう。どこか憮然とした表情でそう告げてくるアーニャ。
いや、無愛想なのは元々からか?
「とにかく、ブリタニア軍は撤退した。お前はシャドウミラーの捕虜となった。余計な真似をしなければそれ相応の対応はしてやる」
『……日記は?』
「紙に書く日記なら好きにしろ。ブログとかのネット関係は禁止だ」
『分かった』
不承不承頷き、それ以上は何を言うでもなく黙り込むアーニャを見てから、改めて視線を戦場へと向ける。
そこに残っているのは、KMFの残骸。あるいは軽アヴァロン級の残骸といったところか。軽アヴァロン級なら陽光辺りが回収して修理するかもしれないが、KMFの残骸、そして数は少ないがメギロートの残骸に関しては、恐らく俺達シャドウミラーが引き取る事になるだろう。KMFの使える部品くらいは陽光が引き取るかもしれないが、それ以外のスクラップはあっても邪魔になるだけだし、ホワイトスターのキブツで何らかの資源へと姿を変える事になる筈だ。
ちなみに、当然と言うべきか地上に広がっているスクラップの中にはシャドウの姿は1機もなかった。この辺は新型量産機の面目躍如といったところか。
「全機、光明に帰還するぞ!」
今回の戦いの映像はシロガネを通して生中継されている。ブリタニア軍惨敗のニュースは、時を置かずして世界中へと流れる事になるだろう。
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