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とある3人のデート・ア・ライブ
第二章 雨
第2話 始まり
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一方「(ここで断ると佐天に何て言われるか分かンねェしな)」

こうして、よしのん探しが始まった。





十数分後、

グルルル…という声が聞こえた。

音源は……四糸乃からだった。

士道「四糸乃、腹が減ってるのか?」

四糸乃は首を横に振って否定する。だがその直後、腹から同じ音が聞こえた。

四糸乃は顔を赤くして、フードを深く被り、その場に縮こまった。

士道が耳に手を当て、1人で喋っていたら、

士道「四糸乃、俺の家に来るか?」

と急に言い出した。それを聞いた四糸乃は顔を上げる。

驚いた表情だったが、コクっと頷いた。

士道「一方通行も来るか?」

一方通行も小腹が空いていたし、何より立ち疲れたのだ。

一方「(休憩もできるし……このガキの情報が何か得られるかもしれねェしな……行って損はねェか……)」

そう結論付ると一方通行は言う。

一方「……ンじゃお言葉に甘えるとしますか」

こうして3人は士道の家に向かった。







上条と佐天は家に訪ねてきたミサカ10930号と話していた。

ミサカ「では、ここに一方通行が住んでるとみていいのですね?とミサカは確認をとります」

上条「あぁ。俺たち3人は精霊の調査で一時的にここに住んでるからな」

ミサカは常盤台の制服……ではなく珍しく私服だ。ゴーグルもしていないので、御坂美琴にしか見えない。

何故ここが分かったかというと、前日にこの辺を歩いていたら上条と佐天が買い物袋を持ってこの家に歩いているのを見つけたらしい。

その日は研究所の手伝いがあったので、そのまま研究所に戻ったのだが、今日は休みらしいので暇つぶしに来たらしいのだ。

ミサカ「ミサカにも手伝えることがあればお手伝いしますよ、とミサカはまたここに来たい気持ちを遠回しにしながら言います」

佐天「いやいや、ミサカちゃんもここに来たかったらいつでも来ていいよ?」

ミサカ「ありがとうこざいます、とミサカはいっそのことここに住もうかなと思いを隠しつつ言います」

上条「いや、ばれてるし……でもベッドが3つしかないしなぁ……」

佐天「でも予備のシートや布団は押入れに何個かありましたから、別に寝れないことはないですよ?」

上条「でもどこで寝るんだ?」

佐天「私の部屋があるじゃないですか!」

ミサカ「いいのですか?とミサカはワクワクした気持ちで確認をとります」

佐天「上条さん、いいですよね?」

上条「俺は別にいいけど……一方通行が何ていうか……」

佐天「んじゃこれもサボってた罰ってことでいいじゃないですか」

上条「(女って怖いな……)」

ミサカ「え?本当にいい
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